2010年6月28日月曜日

【宝塚記念】結果

「先生。宝塚記念は惜しかったですね」
「さっぱりでした」
「3着までには入ると言っていたブエナビスタは2着でしたし、負け癖を心配していたドリームジャーニーは4着に敗れました。しかも、荒れる状況が整ったと いう通り、1着は伏兵8番人気のナカヤマフェスタでした。5着には12番人気のネヴァブションが入りましたが、これは想定内。ちゃんと、馬券を買ってい た。軸馬ブエナビスタから5着までの馬を4頭も的中させている。しかも、12番人気の馬まで」
「でも、1着を外してしまった」
「これは、先生がよく言う納得いくハズレと言ってもよいのではありませんか」
「いえ、今回は完敗です。1着になる馬を外しちゃいけません。しかも、道悪の常識と言われる先行馬の前残りです。先行馬でマークしていたのはフォゲッタブ ルなんです。ナカヤマフェスタはノーマークでした」
「まあ、そういう時もあるのでは」
「いや、流れがよくありません」
「そんなあ。いつもの先生らしい元気はどこへ行ったのですか」
「少し休養が必要なようです」
「まさか、次週を休載なさろうなんて考えているのではありませんよね」
「実は、旅に出ていた竜之介が帰ってまいりました。7月は竜之介の修行の成果を見守りたいと思います」
「竜之介さん、帰ってきたのですか。それはめでたい。じゃあ、次週は竜之介さんということで。先生は温泉でも行って、一度ゆっくり休養なさってください。 昨年末から、仕事が立て込んでいましたからね」
「お言葉に甘えて、そうさせていただきます。元気になって、また登場いたしますので、その時はよろしく」
「任せてください。7月は竜之介さんと乗り越えてみせますから」
「よろしくお願いいたします」

2010年6月26日土曜日

【宝塚記念】予想

「先生。いよいよ、上半期のグランプリレース宝塚記念ですね」
「はい。ファン投票堂々の第1位は、
女王ウォッカの後継者ブエナビスタでした。ウォッカは、正に女王という称号が似合いますが、ブ エナビスタの実績も女王に引けをとらない立派なものです。ウォッカが女王なら、ブエナビスタは女傑と言ったところです。数々の優勝も さることながら、昨年末のグランプリ有馬記念を3歳牝馬にしてクビ差2着という戦績が光っていますね」
「そうでしたね。牡馬や古馬を得意の末脚でゴボウ抜きでしたからね」
「しかし、今回はその有馬記念でブエナビスタに勝った唯一の馬ドリームジャーニーが出ています」
「すると、今回も一騎打ちでしょうか」
「順当に行けば、この2頭を外した馬券は考えられない。だがしかしです」
「何か気になる点でもあるのですか」
ドリームジャーの今年に入ってからの成績がパッとしないんですね
「確かに3着が多いですね」
小柄なこの馬に斤量59キロを背負わされていたからなんですけど、今回は有馬記念と同じ58キロに戻ります」
「では、ノープロブレム」
「だと良いのですが、負け癖がついてしまうのが怖いんですね」
「馬に負け癖ですか」
「そうなんです。得意の差し脚で最後の直線を、他馬を追い抜きゴールしていたのが、前にいる馬に届かないんです。これは鞍上の池添騎 手も『以前のような伸びがない』ともらしていたことがあります」
「先生、お知り合いなんで」
「知りませんってば。これは、馬自身も感じていると思います」
「馬がですか」
「そうです。頑張って走っているのに最後で抜けなくなっちゃった。もう、無理なのかな。だったら頑張るのも止めちゃおうかなってね」
「ドリームジャーニーがですか」
「そうですよ」
「ツィッターで」
「違いますよ。でも、まあそういう心境にね」
「なってるわけですか」
「いえ、いえ。もしも、なっていたら勝てないということです」
「なんだ、たとえ話ですか。他に有力馬はいますか」
「たくさんいますが、グランプリを優勝できる馬は実力だけではないんですね」
「勝つために、実力以外に何かいるというのですか」
「運です」
「運ですって?」
「生まれつき持っている運、努力してつかむ運。大きなレースに勝つ馬は何らかの運を持っているものです」
「では、運を持っている馬かどうかは、どうやって調べるんですか」
「勘です」
「勘ですって?もういいです。話が専門的すぎてよくわかりません。そろそろ結論をお願い致します」
「はい。では結論です。
宝塚記念
3連単軸1頭マルチ
軸馬⑧
相手①②③⑨⑩⑬⑯⑱
16800円です」
「点数を絞り込んでの大勝負ではなかったのですか」
「馬場が悪すぎて、特定が不可能です。唯一、ブエナビスタだけは3着を外すことはないだろうと言えるだけです」
「荒れるという予想に変わったのですね」
「というか、荒れてもおかしくない状況が整ったということです」
「では、レースを興味深く見守ることにいたしましょう」

2010年6月19日土曜日

【マーメイドS】予想

「先生。今週は宝塚記念じゃなくて、マーメイドSでしたね」
「これは私としたことがうっかりしていました」
「予想はうっかりしないでくださいね」
「はい、わかりました。今週のマーメイドSですが、
はっきり言って大混戦です。抜けた馬がいないうえにハンデ戦です。しか も天候まで怪しいときている」
「まるでわからないということですか」
「そうは言っても、1着になれる馬は限られています」
「実績からいくとレジネッタあたりですか」
「56キロという斤量が微妙ですね。同じ56キロならブラボーデイジーやヒカルアマランスの方が走りそうです」
「では、先生お気に入りのリトルアマポーラとか」
「これが何と57キロという最重量。牡馬なら59キロということですからね。1着は無理でしょう」
「まさか51キロという軽量を狙ってサンレイジャスパー」
「8歳馬ですし、近走の成績も良くない」
「では最軽量のアースシンボルとかマイネトゥインクル」
「50キロと言えば、ハダカ同然。入着してもおかしくないですね」
「そろそろ教えてくださいよ」
「ええ。いろいろ考えたうえで、1着にはテイエムオーロラ、ニシノブルームーン、ヒカルアマランスを指名します」
「ほほう、ご指名ですか」
「2着にブラボーデイジー、ニシノブルームーン、ヒカルアマランスとして、3着は幅広く受けます。今回はハンデ戦なので2着3着入れ 替わりも買っておきます」
「そうですか。では、馬番で教えてください」
「はい、結論です。
日曜日阪神10RマーメイドS
3連単フォーメーション
1着③⑭⑯
2着⑧⑭⑯
3着①②④⑤⑩⑪⑫⑬
5600円
1着③⑭⑯
2着①②④⑤⑩⑪⑫⑬
3着⑧⑭⑯
5600円
合計11200円です」
「今週は自信がありますか」
「もちろんです」
「私は、今週はやめておきます。外れたら来週の宝塚記念が買えなくなってしまいますから」
「そうですか。それがいいかもしれませんね。配当にしたって10万か20万でしょうしね」
「本当ですか、先生」
「間違いありません」
「そうかあ。ええい、有り金いってしまえ。外れたら、給料日まで禁煙だ」
「何もそこまでしなくても」
「勝負、勝負!宝塚記念は堅いレースでしたよね。今週10万にして、来週で堅く30万コースだあ」
「ははは。たまには、月100万ほど稼がないといけませんね(笑)」

2010年6月12日土曜日

【CBC賞&エプソムカップ】予想

「さあ、先生。今週はGⅠがありませんが、どうしますか。
資金を来週の宝塚記念に残しておきましょうか」
「そうですね。でも、宝塚記念はブエナビスタとドリームジャーニーで決まりですから、馬券的には面白くなさそうです」
「では、どうしましょう」
「今週稼いでおいて、来週ドカンといくという結論になります」
「なるほど。今週稼ぐといえば、CBC賞は荒れそうですね」
「間違いなく荒れます。幅広い受けが必要です」
「では、こちら一本で」
「いえいえ、エプソムカップも面白味がないわけじゃない。こちらは、的を絞っての勝負となります」
「では、そろそろ結論を」
「はい、わかりました。
日曜日京都10RCBC賞
3連単フォーメーション
1着⑤⑨
2着②⑤⑥⑧⑨⑩⑫⑮⑯⑱
3着②⑤⑥⑧⑨⑩⑫⑮⑯⑱
14400円
日曜日東京11R
エプソムカップ
1着⑭⑮
2着②③⑤⑭⑮⑯
3着②③⑤⑭⑮⑯
4000円。
合計18800円で勝負にでます」
「軸2頭マルチではなくて、フォーメーションなのですね。」
「先週は大魚をあと一歩のところで逃してしまいました。今週はこそ、がっちり捕獲したいと思います」
「先生。今日はなんだか真面目ですね。まわりくどい説明もなく、有力馬の名前も出てこないあっさりした予想でした」
「私はいつも真面目ですよ。ああ、いかん。もう、こんな時間だ」
「どうしたんです」
「今日はちょっと野暮用がありますので、これにて」
「野暮用って」
「よこたんとフレンチを」
「フレンチですって」
「先週、ちょっと良いことがありましたので」
「何ですか、良いことって」
「内緒」
「内緒ってまさか」
「まあ、良いではありませんか。今週も良いことがありますように」
「あっ、先生。私も食べたいですよ、フレンチ。待ってー」

2010年6月6日日曜日

【安田記念】予想

「先生。そろそろ一発欲しいですね」
「まったくです(笑)。今週の安田記念は狙い頃です」
「ほう。混戦と言われていますが、良い馬がいますか」
「ズバリ、キャプテントゥーレです」
「なるほど。キャプテントゥーレから流して、リーチザクラウン、
ショウワモダン、トライアンフマーチあたりを絡めて、スマイルジャッ ク、スーパーホーネット、ファリダット、エーシンフォワードと幅広く狙おうということですか」
「外国馬にも注意が必要です」
「ビューティーフラッシュにフェローシップですか。こりゃあ、いくらあっても足りませんね。何点ぐらいに収めるつもりですか。2万円 だから、200点いっちゃいますか」
「とんでもない。迷ったレースほど絞り込みが大事です」
「では、少数精鋭でガツンと」
「はい。ガツンといきます」
「思い切って、4点ぐらいで5000円ずついきますか」
「もう一声」
「まさか、2点で1万円ずつですか」
「もうちょい」
「そんな。3連単で1点買いはないでしょう」
「1点狙い撃ちです」
「えっ!すると、キャプテントゥーレに」
「キャプテントゥーレに」
「ええと、キャプテントゥーレに」
「キャプテントゥーレに」
「ちょっと待ってくださいよ。キャプテントゥーレに」
「キャプテントゥーレです」
「まさか」
「はい。今回は、単勝でキャプテントゥーレに2万円です」
「そんなあ。辰先生と言えば3連単。10万馬券を夢見る読者は大勢いるんですよ」
「はい。私も常々、10万馬券を狙っています」
「では何故、単勝なんですか」
「キャプテントゥーレは良い馬なんです。優勝しても何ら不思議はない」
「そりゃそうですが、それならキャプテントゥーレから総流しでも良いんじゃないですか
「それもありです。18頭出走するので、27200円です。安田記念の配当は10万を超えると思いますか」
「場合によっては超えるでしょう。確かに5~6万に収まる可能性が高いでしょうけど」
「でしょう。番記者さんは単勝をバカにしていますが、キャプテントゥーレの単勝倍率はどのくらいになりそうかご存知ですか」
「4倍か5倍ぐらいじゃないですか」
「私の予想もそれぐらいでした。ところが、前売りでは8倍前後なんですよ」
「それはおいしいなあ」
「単勝2万円買うと配当はいくらになりますか」
「なんと16万!」
「まあ、当日はもう少し下がるでしょうが、7倍前後なら14万です。これではご不満でしょうか」
「とんでもない」
「いくら配当が高く付こうが、着そうもない馬ならいざ知らず、優勝候補の一角であるキャプテントゥーレですよ」
「今回はリーチザクラウンとショウワモダンに隠れて、実力以上に人気薄となっているのですね」
「はい。そのリーチザクラウンもあきらかに体重オーバー。ショウワモダンとの一騎打ちとなる可能性が大です」
「ならば、2頭を1万ずつ買うのもありですね」
「もちろんです。その方が確実です。ただし、10万オーバーにはならない」
「というわけで、キャプテントゥーレで勝負なのですね」
「はい。確率50%で、あなたの財布は万札だらけです」
「何だか現実味がありますね」
「さあ、勝負です!」