2010年12月26日日曜日

的中!【有馬記念】結果

「せんせーい」
「やあ、よこたんじゃないですか。これはこれは番記者さんまで」
「先生、いつ戻っていらしたんですか」
「昨日ですよ。有馬記念の日に場外馬券売り場にいれば、皆さんにも会えそうな気がしましたので」
「一言おっしゃっていただければ、お迎えにあがりましたものを」
「そうよ、先生。会いたかったんだから」
「まあ、しかし。有馬記念に間に合って良かった」
「ついに、完成したのですね。新馬券必勝術」
「結果は見ての通りです」
「すっごーい、先生。大当たり」
「しかも、マルチとフォーメーションで200円分の大当たり。配当はビッグな60770円。しかも200円分当たりなので、ということは、何と121540円。投資金は30700円でしたから、差し引き90840円の大勝利ということですね」
「喜んでもらえたでしょうか」
「よこたんも大儲け」
「ああ、結局私だけが負けなのねー」
「まあまあ、番記者さん。今日は私がご馳走しますから」
「行こう、行こうよ。番記者さん」
「もちろん、お供いたします。辰先生の大復活劇ですからね」
「さあ、今夜は派手にまいりましょう」

【有馬記念2010】大予想

「さあさあ、皆さま。ついにやってまいりました。一年の最後を飾る競馬の祭典『有馬記念』。競馬ファンの方はもちろん、そうでない方でも有馬記念という名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。宝くじで言えば年末ジャンボのようなものです。有馬記念を当てるか外すかによって、正月料理まで変わってしまうという大事な一戦。さあさ、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」

「番記者さん。なんか向こうの方、騒がしいわね」
「きっと、競馬の予想屋さんじゃないの。この時期は、どこにでもいるんだよ。ああいうおっさんが」
「へー、そうなの。でも、あのおじさん誰かに似てるわねえ。あっ!」
「どうしたんだい、よこたん。大きな口あけちゃって」
「た、つ、せ、ん、せ、い」
「えっ、なんだって! 本当だ、辰先生だ」

「さあさ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。今年の有馬記念は、大本命1番人気はブエナビスタが一本かぶりだが、ローズキングダムの出走取消により、大荒れ模様。
3着に人気薄の馬が入れば、あっというまに高配当。間違ってブエナビスタが1着でも外そうものなら大変だ。
さあさ、買った買った。辰之進の大予想」

「なんか、先生雰囲気変わったわね」
「そういえば、学者さんというよりは予想屋さんそのものだ」
「どうする、番記者さん。予想だけでも聞いてみようかしら」
「ああ、なんかメモ用紙が飛んできたぞ。っていうか、辰先生、予想を売らずにバラまいちゃってるね」
「ほんとね。さすが太っ腹(笑)」
「じゃあ、辰予想を見てみよう。


中山10R有馬記念

3連単軸1頭マルチあり
軸馬⑦
相手①⑤⑩⑪⑭
6000円。

3連単軸1頭マルチなし
軸馬⑦
相手①②③④⑤⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯
18200円。

3連単フォーメーション
1着①⑤⑩⑪⑭
2着⑦
3着①②③④⑤⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯
6500円。

合計30700円。


す、すごいな。投資金が約3万円じゃないか。これで荒れなければ、当たっても負けてしまう。なんて、大胆な予想。さすがは辰先生」
「番記者さんはどんな予想をしていたの?」
「今回は堅いレースだと思って、ブエナビスタからヴイクトワールピサとルーラーシップに流す2点買い。⑦ー①ー⑤と⑦ー⑤ー①に5000円ずつの大勝負」
「3連単で1点5000円ってすごいわね。それって当たったらいくらぐらいになるわけ」
「⑦ー①ー⑤なら25万、⑦ー⑤ー①なら35万ってところかな」
「すっごーい。私も買おうかな」
「でも、当たらなければ一銭にもならない」
「なるへそー。究極の選択ね。荒れるなら辰先生。絞り込んで夢を見るなら番記者さんね」
「よこたんはどうするの」
「あたしにわかるわけないでしょー(笑)。ってことは、40700円で今年最後の夢を見るわよ」
「さすがは、独身貴族よこたん。大盤振舞だね」
「さあ。辰先生、番記者さん、よこたんのうち、一番得をするのはだーれだ?」

2010年7月16日金曜日

修行の旅へ / 辰ブログ一時休載のお知らせ

「あーあ。龍ちゃんたら、また旅に出ちゃったわね」
「辰先生も休養中だし、休載やむなしといったところですね」
「いっそ、番記者さんが予想したらどう」
「無理、無理。私には、とても無理ですよ。
馬番の予想はできても、理論的な裏付けができない」
「いいじゃない。当たればいいのよ」
「いえいえ。理論的な裏付けがなくては、当たったハズレたの唯の賭事。その点、辰先生の予想は根拠がある。ハズレても意味あるハズレ なんです」
「そんなものかしら。予想のことは良くわかんないけど、私には魅力あるおじさんだったことは確かね。惜しい人を亡くしたわ」
「死んでませんってば。必ずや戻ってきますよ、辰先生は」
「そうね。それまでフリーターでもして待ってようかしら」
「よこたん、仕事見つかったんじゃなかったの」
「ええ、モデルの仕事だったんだけど、今イチね」
「何が」
「なんか際どい服ばかり着せられるし、仕事が終われば終わったで、食事に行こうだの飲みに行こうだのうるさいのよ」
「先生とは良く行ってたじゃない」
「だって、楽しくないのよ。ちょっとばかし年上ってだけで、上から目線だし、酒をつげだのタバコに火をつけろだの、私はコンパニオン じゃないっつーの」
「そりゃひどいな」
「でしょ。辰先生の方がずーと年上だったけど、私を一人前の人間として扱ってくれたわ。それに、聞き上手。どんどん話したくなっちゃ うんだから」
「おでん屋、居酒屋、フランス料理、パフェを食べてる時でさえ笑ってたよな」
「そうそう。馬券が当たれば豪華レストランで盛り上がり、ハズレてもおでん屋で盛り上がる。いつも楽しい人だったわ。ほんとに惜しい 人を」
「だから、死んでませんってば。一方、龍之介くんは堅物だったな」
「龍ちゃん、かわいーい(笑)。予想はちっとも当たらなかったけど、美形だから許せちゃう(笑)
「確かに。今どき普段着で着物を着ている人は、落語家ぐらいしかいないよね」「ボニーテールが、また似合ってたわ」
「ははは。本人は、ちょんまげのつもりだったと思うよ」
「あら、そうだったの。こちらもまた、惜しい人を」
「亡くしてませんってば。旅に出てるだけ」
「そうだったわね」
「ところで、よこたん。アルバイトのアテあるの」
「んー。コンビニででも働くかな。番記者さんこそ、辰ブログが休載になっちゃって大丈夫なの。フリーになって初めての仕事だったんで しょ」
「まあ、妻子ある身でもなし。気楽なもんですよ。そういえば、辰先生って結婚してたのかなあ」
「そんなこと話題にもならなかったわね」
「今度きたら聞いてみよう」
「いいわよ、奥さんがいようといまいと、辰先生の魅力は変わらないんだから」
「それもそうですね」
「会いたいなあ。ねえ、番記者さん。連絡先ぐらいわからないの」
「ちょっと調べておきますね。よこたん、辰先生のこと好きだったの」
「ええ。でも、お父さんって感じでもなし、恋人でもなし」
「友達以上、恋人未満って感じですか」
「そうねえ。何でも相談できる先輩って感じよね」
「先輩かあ。人生の大先輩には違いない」
「重ね重ね惜しい人を」
「死んでません。気軽に殺さないでくださいよ。そうだ、下呂方面に行くって言ってたから、私たちも行ってみますか」
「さんせーい。よこたん温泉すきー」
「では、長旅になるかもしれませんからね。着替えの準備とかしておいてくださいよ」
「大丈夫よ。必要なものは途中で買えばいいから」
「まさか、今から」
「思いたったが吉日よ。それ、レッツゴー」
「では我々も、辰先生探しの旅にでます。必ず見つけて帰ってきますからね。それまで、しばしのお別れです。また、会う日まで、ごきげ んよう」
「またねー。バイビー」

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長らくご愛顧賜りました一本気辰之進ブログは一時休載させていただくことになりました。
辰之進先生は、ただいま休養中であり、唯一の弟子であった二本気龍之介も、再び修行の旅へ出ました。
GⅠレースも秋までは開催されないため、ここで一時休載させていただくことに致します。突然の休載、深くお詫び申し上げます。

辰ブログ編集部

2010年7月3日土曜日

【辰之進のひとりごと】

「休養しているとはいえ、龍之介のことが気になるな。
弟子とはいえ、私が教えてやったことは何一つないからなあ。まあ、弟子とは師から技を盗むもの。修行の旅を終えて帰ってきたということは、それなりの収穫があったにちがいない。どれ、龍之介の予想でも 見て見るか」
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「ほほう、今週はよこたんの担当か。なになに。なんと、これは」
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「龍之介から迷いが消えている。何やら自信に満ちているなあ。精神修行を積んできたらしいな。だが、問題は予想の中身だ。直線的な予 想だったのだが」
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『1着になれる馬は2頭しか見当たらぬでござる。クォークスターかトゥザグローリーでござる』
「これは、お見事。以前の龍之介は、軸馬1頭を決め相手数頭へ流すという軸1頭流しマルチという買い方が基本だった。それ が今回は私の得意なフォーメーションを使っている。しかも、1着になれる馬を2頭に絞り込んでいる。まさに、私が考えている理想の馬 券の買い方だ」
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「さらに、2着、3着の受けの広さ。これは龍之介の奴、かなり厳しい修行を積んできたとみえる。私が予想したとしても似たようなもの になるだろう。あっぱれ、龍之介。よくぞここまで成長したものだ」
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「気合も十分。予想も冷静。自信も満々だ。一点をのぞけば、誠に申し分ない」
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「実践から遠ざかっていたので仕方ないが、純粋に馬の実力のみで判断してしまったようだ」
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「危険だ。危険すぎる。勝負を決めるファクターは馬の実力だけではない。それを引き出すジョッキー、実力を発揮できる馬場。これは、距離もしかり直線の距離やコーナーが小回りなどの競馬場別の特性もしかり。出走頭数や有力馬の枠順、その中の馬の脚質などによるレース 展開。そして、今回忘れてはならないのが、重馬場になりそうだということだ」
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「良いのか、龍之介。重馬場を想定した予想になっているのか。このレースは荒れるぞ」

2010年7月2日金曜日

【ラジオNIKKEI賞】予想

「まあ、龍ちゃんたらおひさー。どこ行ってたの」
「拙者、修行の旅で千葉県館山で山ごもりをしていたでござる」
「今どき、山ごもりなんて、龍ちゃん受けるー。しかも、
競馬の予想に山ごもりって、何か役にたつの」
「まあ、いうなればメンタル面の強化と言ったところですね」
「よくわかんないけど、大事な復帰初戦よ。大丈夫なの」
「少なくとも迷いはござらぬ」
「いやー。龍ちゃん力強い」
「今週の予想は、ラジオNIKKEI杯。1着になれる馬は2頭しか見当たらぬでござる。クォークスターかトゥザグローリーでござる」
「なんだか知らないけど、すごーい」
「では、結論でござる。
日曜日福島11RラジオNIKKEI賞
3連単フォーメーション
1着⑧⑨
2着⑦⑧⑨⑬⑭
3着③⑦⑩⑪⑫⑬⑭⑯
5800円。
1着⑧⑨
2着③⑩⑪⑫⑯
3着⑦⑧⑨⑬⑭
4000円。
合計9800円でござる」
「すごーい。ちゃんと1万円で収まっている」
「問題は、あたるかどうかでござるよ」
「龍ちゃん、当たってしまえー(笑)」

2010年6月28日月曜日

【宝塚記念】結果

「先生。宝塚記念は惜しかったですね」
「さっぱりでした」
「3着までには入ると言っていたブエナビスタは2着でしたし、負け癖を心配していたドリームジャーニーは4着に敗れました。しかも、荒れる状況が整ったと いう通り、1着は伏兵8番人気のナカヤマフェスタでした。5着には12番人気のネヴァブションが入りましたが、これは想定内。ちゃんと、馬券を買ってい た。軸馬ブエナビスタから5着までの馬を4頭も的中させている。しかも、12番人気の馬まで」
「でも、1着を外してしまった」
「これは、先生がよく言う納得いくハズレと言ってもよいのではありませんか」
「いえ、今回は完敗です。1着になる馬を外しちゃいけません。しかも、道悪の常識と言われる先行馬の前残りです。先行馬でマークしていたのはフォゲッタブ ルなんです。ナカヤマフェスタはノーマークでした」
「まあ、そういう時もあるのでは」
「いや、流れがよくありません」
「そんなあ。いつもの先生らしい元気はどこへ行ったのですか」
「少し休養が必要なようです」
「まさか、次週を休載なさろうなんて考えているのではありませんよね」
「実は、旅に出ていた竜之介が帰ってまいりました。7月は竜之介の修行の成果を見守りたいと思います」
「竜之介さん、帰ってきたのですか。それはめでたい。じゃあ、次週は竜之介さんということで。先生は温泉でも行って、一度ゆっくり休養なさってください。 昨年末から、仕事が立て込んでいましたからね」
「お言葉に甘えて、そうさせていただきます。元気になって、また登場いたしますので、その時はよろしく」
「任せてください。7月は竜之介さんと乗り越えてみせますから」
「よろしくお願いいたします」

2010年6月26日土曜日

【宝塚記念】予想

「先生。いよいよ、上半期のグランプリレース宝塚記念ですね」
「はい。ファン投票堂々の第1位は、
女王ウォッカの後継者ブエナビスタでした。ウォッカは、正に女王という称号が似合いますが、ブ エナビスタの実績も女王に引けをとらない立派なものです。ウォッカが女王なら、ブエナビスタは女傑と言ったところです。数々の優勝も さることながら、昨年末のグランプリ有馬記念を3歳牝馬にしてクビ差2着という戦績が光っていますね」
「そうでしたね。牡馬や古馬を得意の末脚でゴボウ抜きでしたからね」
「しかし、今回はその有馬記念でブエナビスタに勝った唯一の馬ドリームジャーニーが出ています」
「すると、今回も一騎打ちでしょうか」
「順当に行けば、この2頭を外した馬券は考えられない。だがしかしです」
「何か気になる点でもあるのですか」
ドリームジャーの今年に入ってからの成績がパッとしないんですね
「確かに3着が多いですね」
小柄なこの馬に斤量59キロを背負わされていたからなんですけど、今回は有馬記念と同じ58キロに戻ります」
「では、ノープロブレム」
「だと良いのですが、負け癖がついてしまうのが怖いんですね」
「馬に負け癖ですか」
「そうなんです。得意の差し脚で最後の直線を、他馬を追い抜きゴールしていたのが、前にいる馬に届かないんです。これは鞍上の池添騎 手も『以前のような伸びがない』ともらしていたことがあります」
「先生、お知り合いなんで」
「知りませんってば。これは、馬自身も感じていると思います」
「馬がですか」
「そうです。頑張って走っているのに最後で抜けなくなっちゃった。もう、無理なのかな。だったら頑張るのも止めちゃおうかなってね」
「ドリームジャーニーがですか」
「そうですよ」
「ツィッターで」
「違いますよ。でも、まあそういう心境にね」
「なってるわけですか」
「いえ、いえ。もしも、なっていたら勝てないということです」
「なんだ、たとえ話ですか。他に有力馬はいますか」
「たくさんいますが、グランプリを優勝できる馬は実力だけではないんですね」
「勝つために、実力以外に何かいるというのですか」
「運です」
「運ですって?」
「生まれつき持っている運、努力してつかむ運。大きなレースに勝つ馬は何らかの運を持っているものです」
「では、運を持っている馬かどうかは、どうやって調べるんですか」
「勘です」
「勘ですって?もういいです。話が専門的すぎてよくわかりません。そろそろ結論をお願い致します」
「はい。では結論です。
宝塚記念
3連単軸1頭マルチ
軸馬⑧
相手①②③⑨⑩⑬⑯⑱
16800円です」
「点数を絞り込んでの大勝負ではなかったのですか」
「馬場が悪すぎて、特定が不可能です。唯一、ブエナビスタだけは3着を外すことはないだろうと言えるだけです」
「荒れるという予想に変わったのですね」
「というか、荒れてもおかしくない状況が整ったということです」
「では、レースを興味深く見守ることにいたしましょう」