2010年6月26日土曜日

【宝塚記念】予想

「先生。いよいよ、上半期のグランプリレース宝塚記念ですね」
「はい。ファン投票堂々の第1位は、
女王ウォッカの後継者ブエナビスタでした。ウォッカは、正に女王という称号が似合いますが、ブ エナビスタの実績も女王に引けをとらない立派なものです。ウォッカが女王なら、ブエナビスタは女傑と言ったところです。数々の優勝も さることながら、昨年末のグランプリ有馬記念を3歳牝馬にしてクビ差2着という戦績が光っていますね」
「そうでしたね。牡馬や古馬を得意の末脚でゴボウ抜きでしたからね」
「しかし、今回はその有馬記念でブエナビスタに勝った唯一の馬ドリームジャーニーが出ています」
「すると、今回も一騎打ちでしょうか」
「順当に行けば、この2頭を外した馬券は考えられない。だがしかしです」
「何か気になる点でもあるのですか」
ドリームジャーの今年に入ってからの成績がパッとしないんですね
「確かに3着が多いですね」
小柄なこの馬に斤量59キロを背負わされていたからなんですけど、今回は有馬記念と同じ58キロに戻ります」
「では、ノープロブレム」
「だと良いのですが、負け癖がついてしまうのが怖いんですね」
「馬に負け癖ですか」
「そうなんです。得意の差し脚で最後の直線を、他馬を追い抜きゴールしていたのが、前にいる馬に届かないんです。これは鞍上の池添騎 手も『以前のような伸びがない』ともらしていたことがあります」
「先生、お知り合いなんで」
「知りませんってば。これは、馬自身も感じていると思います」
「馬がですか」
「そうです。頑張って走っているのに最後で抜けなくなっちゃった。もう、無理なのかな。だったら頑張るのも止めちゃおうかなってね」
「ドリームジャーニーがですか」
「そうですよ」
「ツィッターで」
「違いますよ。でも、まあそういう心境にね」
「なってるわけですか」
「いえ、いえ。もしも、なっていたら勝てないということです」
「なんだ、たとえ話ですか。他に有力馬はいますか」
「たくさんいますが、グランプリを優勝できる馬は実力だけではないんですね」
「勝つために、実力以外に何かいるというのですか」
「運です」
「運ですって?」
「生まれつき持っている運、努力してつかむ運。大きなレースに勝つ馬は何らかの運を持っているものです」
「では、運を持っている馬かどうかは、どうやって調べるんですか」
「勘です」
「勘ですって?もういいです。話が専門的すぎてよくわかりません。そろそろ結論をお願い致します」
「はい。では結論です。
宝塚記念
3連単軸1頭マルチ
軸馬⑧
相手①②③⑨⑩⑬⑯⑱
16800円です」
「点数を絞り込んでの大勝負ではなかったのですか」
「馬場が悪すぎて、特定が不可能です。唯一、ブエナビスタだけは3着を外すことはないだろうと言えるだけです」
「荒れるという予想に変わったのですね」
「というか、荒れてもおかしくない状況が整ったということです」
「では、レースを興味深く見守ることにいたしましょう」

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