2010年5月29日土曜日

【ダービー】再予想

「先生。大変なことになりましたね」
「はい。
優勝候補の一角であるダノンシャンティがまさかの出走取消。これにより、3着はどの馬にも可能性が出てきてしまいました」
「先生の当初の予想からダノンシャンティを消すと、買い目は何と2点。これに2万円ぶち込むと、配当は30万から60万といったとこ ろでしょうか。お祭りだから、いっちゃいますか」
「いいえ、いけません。状況は一辺しました。ダノンシャンティがいない今、3着は白紙になったと思って良いでしょう」
「1着2着は変わりませんか」
「1着になれる馬はヴィクトワールピサとペルーサしかいない。しかも、1着にペルーサが来た時は2着にヴィクトワールピサで間違いな い。問題は、一番可能性の高いヴィクトワールピサが1着になった時なんです」
「ペルーサが2着でしょう」
「そうとは限らなくなりました」
「よくわかりませんが、買い目を増やすということでしょうか」
「はい。大幅変更です」
「結論はすぐにだせますか」
「はい。では、結論です。
東京優駿(ダービー)
3連単フォーメーション
1着⑦
2着①③⑤⑥⑧⑨
3着①②③④⑤⑥⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰
9000円
2着3着入れ替わりで、
1着⑦
2着①②③④⑤⑥⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰
3着①③⑤⑥⑧⑨
9000円
最後にペルーサが1着の場合、
1着⑨
2着⑦
3着①②③④⑤⑥⑧⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰
1500円
最後に保険をかける意味で、
1着⑦
2着⑨
3着③
1点×500円=500円
しめて合計20000円です」
「あらら、4点買いから随分と広がっちゃいましたね。ダノンシャンティ1頭がいなくなっただけで、大騒ぎですね」
「お祭りにふさわしくなりましたね(笑)」

【金鯱賞】予想

「先生。ダービーは思い切った予想でしたね」
「そうですか」
「だって、4点買いですよ。しかも1点5000円なんて」
「ダービーはお祭りです。いつもと同じじゃつまらないでしょ」
「まあ、JRAへの寄付金と思っておきましょう」
「ははは、寄付金ですか。でも、
当たったら15万から25万ぐらいの配当になりますけどね(笑)
「なるほど、宝くじみたいな感覚ですか」
「とんでもない。今年のダービーは荒れません。ヴィクトワールピサとペルーサは鉄板です。残る1頭もダノンシャンティとルーラーシッ プのうち、どちらかが来るでしょう」
「しかし、ヒルノダムールやローズキングダムなど他にも有力馬がいっぱいいるじゃないですか。史上空前の大激戦と言われていますよ」
「私の興味は、ヴィクトワールピサとペルーサのどちらが勝つかという点だけです。ペルーサが勝つようなら、2着はピサで確定。私 の馬券が外れるとしたら、ピサが1着でペルーサが2着ではなく3着になった時だけです」
「今回の予想は堅いということですね」
「まあ、私はそう思っています。大激戦、終わってみれば1、2、3で決まってしまうということはよくあることです」
「そうですね。ここは辰先生を信じましょう。そろそろ、目黒記念の予想をお願い致します」
「今日は少し、熱く語ってしまいましたね。でも、予想は冷静にいきますよ。
目黒記念の前に、おまけで金鯱賞も予想しておきました。1800円だけですけどね(笑)。
土曜日京都10R
金鯱賞
3連単軸1頭マルチ
軸馬⑧
相手①⑥⑬
1800円

さて、目黒記念ですが、こちらは大荒れと見ています。

日曜日東京12R
目黒記念
3連単ボックス
②③④⑫
2400円

ダービーで2万円いっちゃいましたので、こちらはお財布に優しく合計4200円です」
「10000円ではなかったのですか。なんなら、200円ずつ買って8400円にしておきましょうか」
「そんな無駄使いをしてはいけません」
「先生の口からそんな言葉が出るとは思わなかった」
「要は勝負に出る時と所を見極めることが重要なのです」
「なるほど。ということで、ダービーで勝負ですか。ならば、目黒記念や金鯱賞はいらなかったのではないですか」
「ええ。堅くおさまりそうなレースなら手を出していません」
「荒れるのですか」
「間違いありません。しかも、出走馬の顔ぶれや出走頭数、その他のデータからみると、私の研究している必勝法に近い荒れ方をしそうな んです」
「それにしては、投資金額が低いですね」
「破壊力は抜群ですよ」
「1800円や2400円の投資金額で、例えば10万以上の馬券なんて穫れるものですか。先生は、そんな経験ありますか」
「穫れる時はそんなものです。1800円で18万馬券を穫ったこともありますし、2400円なら5~6万の馬券を何度も穫ってます よ」
「えっ!それじゃあ、まるで本職はだしだ」
「はだしではありませんが(笑)、本職と言えば本職に近いですね」
「そうか。辰先生は、さすらいのギャンブラーだったんだ」
「さすらってもいませんし、ギャンブラーでもありませんけどね(笑)」
「今日は何だか、先生に後光が指しているように見える」
「ふふふ。私もオーラを感じています。何かが起きそうな気配を感じます」
「そうですか。では、今週は先生の霊感を信じましょう」
「霊感師でもありませんってば(笑)」

【ダービー】予想

「せんせー。おひさー」
「ああ、よこたん。久しぶりですね」
「先週はごちでした」
「食事になど行っていませんが」
「やっだー。当たり馬券の予想ですよ」
「ああ、4万円買っていたんですよね」
「おかげで今週は酒池肉林させていただいています(笑)」
「肉林って」
「もう、焼き肉食べ放題ですよ」
「あはは。そっちの方ですか」
「今週もよろしくお願いしますよ」
「お任せください。今週は、競馬のお祭りダービーがあります」
「よくわかんないけど、よこたんお祭り大好き」
「何しろ3歳馬のチャンピオン決定戦ですからね。そりゃあもう、
おお騒ぎなわけです」
「有力馬はいるんですか」
「今年は凄いメンバーです。まず、一番人気になりそうなのはヴィクトワールピサ。この馬は車で言えばエンジンが違う。エン ジンだけならペルーサも負けていない。足回りがついていけば速いですよ。ピサを破るとしたらこの馬しかいない。総合力でダ ノンシャンティが続きます。あとはルーラーシップに、ローズキングダムも怪我が大したことなければ圏内です」
「そうですか、美味しそうな名前が並んでいますが」
「あはは。他にも3着なら、エイシンフラッシュ、コスモファントム、アリゼオにも可能性がある」
「なんだか、飛んじゃいそうな名前ね」
「ふふふ。高配当を狙うなら、レーブドリアン、ハンソデバンド、ヒルノダムール、リルダヴァル、シャインもおさえておきましょう」
「美味しそう、涼しそう、眠くなりそう舌をかみそう、最後は社員さんですか」
「たぶん、輝くという意味の方だと思いますけど」
「あら、そうなの。まあ、いいわ。そろそろ結論を教えてちょうだい」
「はい、では結論です。
ダービー
3連単フォーメーション
1着⑦⑨
2着⑦⑨
3着③⑱
4点×5000円=20000円です」
「あら、数々の有力馬たちはどこへ行っちゃったの」
「飛んでっちゃった(笑)。魅力的な馬は多いのですが、やはりヴィクトワールピサとペルーサが抜けている。それに続くのはダノンシャ ンティとルーラーシップです。この4強をくずすのは容易ではありません。堅くいくなら4頭ボックスですが、男の子はどこか で勝負しなくちゃいけない。ここを勝負時とみました」
「へえ、そうなんだ。よこたん、女の子だけど」
「あはは。最近の女の子は、度胸も必要なんです」
「じゃあ、先生を信じて20000円。私はダービーだけにしておくから、目黒記念は番記者さんにお願いしちゃおっと」
「じゃあ、久しぶりに行きますか」
「そうこなくっちゃ。いいお店見つけたのよ」
「番記者さん。目黒記念の予想は後ほど」
「行くわよー。せんせー」
「はい。前祝いといきましょう(笑)」

2010年5月25日火曜日

【オークス】結果

「お見事でした、先生。
パーフェクトな予想と言っていいのではないでしょうか」
「そうですね。内容が良かったですね」「1着になる馬は5頭しかいないと断言されましたが、この5頭のうち4頭が、1着、1着同着、 3着、5着ですからね。これだけで3連単が取れちゃっていますね」
「はい。1番人気、5番人気、8番人気3番人気ですからね。良い予想ができたと自負しております」
「内容が良いというのもうなずけますねえ」
「私が内容が良いと言ったのは、4着に入った11番人気のアニメイトバイオです」
「当たり馬券には関係ないのでは」
「そんなことはありませんでして、着順が1着変わるのは微々たる差であって、ちょっとしたことで変わってしまうことがあるんです」
「ってことは、4着の馬が3着になっていてもおかしくなかったと」
「はい、そうです。今回は1着が同タイムで2頭でました。2歳女王アパパネと実力馬サンテミリオンです。どちらが1着でもおかしくな いわけです。両方の馬券を買っていましたので問題ありませんでしたが。3着のアグネスワルツは5強の1角ですし、4着のア ニメイトバイオも、予想の中ではしっかりと3着馬の中に入れています。さらに、5着にはこれも5強の1角オウケンサクです。今 週は外しようのない内容の良い予想でした」
「なるほど。どの馬が多少どうなろうと、確かに当たっちゃいますね。配当は1着が2頭になりましたので、⑰⑱②が20460円。 ⑱⑰②が24290円。両方とも当たっているので、44750円ということになりますね。掛け金は20000円でしたの で、収支はプラス24750円」
「さらに、資金に余裕のある方にお勧めしていた40000円買いですと、配当は89500円でプラス49500円になっているはずで す」
「先生は密かに買っていたのですか、40000円」
「いえいえ。私は20000円です(笑)。よこたんは買っていたらしいですよ、40000円」
「本当ですか」
「ええ。ありがとうメールが届きましたから」
「いつの間にメルアドの交換を。私でも知らないのに」
「まあ、良いではありませんか。信じる者は救われるのです」
「来週はダービーですね。GⅠですので投資金額は20000円、1レースだけの予想ということでよろしいですか」
「次週はダービーの他に重賞が2レースありまして、そのうちの一つが目黒記念です」
「もう一つは金鯱賞で共にGⅡですね」
「はい。でも、GⅡの中でも目黒記念は別格です」
「基準がよくわかりませんが、目黒記念も予想されるということですか」
「はい。競馬ファンなら、目黒記念は外せません」
「そんなものですか」
「はい。ダービーは堅く、目黒記念は荒れる傾向にあります」
「では、目黒記念も2万円勝負でいくのですか」
「いえ。目黒記念はGⅡですので、投資は1万円です」
「本当に基準がわからない(笑)」
「ということで、来週もお任せください。ここ数ヶ月、私を信じて負け続けているあなた。今月は取り戻しますよ」
「もう、自信だけは誰にも負けませんね。次週は、よこたんも登場です」

2010年5月22日土曜日

【オークス】予想

「都合により今週はオークスのみの予想とさせていただきます」
「えっ、先生。重賞はもう1レースありますけど」
「GⅠのある週はGⅠに専念することに致しました」
「そうですか。ちょっぴり寂しい気もしますが」
「そのかわり、投資金額をGⅠは2万円、GⅠ
以外の場合は1万円とさせていただきます」
「なるほど、重みが増すのですね。ところで、先週の結果発表がありませんが」
「単勝は私には向いていないことがわかりました(笑)。ただ、レースの絞り込みさえできれば健作先生のシュミレーションが十分使える 手応えも感じています。研究の対象としては興味深いので、しばらく研究させていただきます」
「そうですか。先生は、やはり一発狙いがお好きなんですね」
「はい。そこがギャンブルの醍醐味です」
「すると、オークスは3連単に戻るのですか」
「もちろんです。3連単の迫力をご覧いただきましょう」
「ということは、荒れる可能性が高いのですか」
「ええ、というのも絶対的本命馬がいないんです」
「2歳女王アパパネはどうですか」
「距離に不安があります」
「ショウリュウムーンやサンテミリオンですか」
「良い馬です」
「アプリコットフィズの瞬発力も怖いし、安定感で言えばコスモネモシンでしょうか」
「いい線いっていますね。あと、サンテミリオン、シンメイフジ、オウケンサクラ、アグネスワルツまでが圏内でしょう」
「確かに豪華な顔ぶれだ」
「今年のオークスはハイレベルです。でも逆に言うと抜けた馬がいない」
「逆もまた真なりですか」
「はい。レタスも炒めればシンナリ」
「ははは。レタスを炒めちゃいけませんよ」
「では、キャベツもまた芯あり」
「あはは。何言ってるんですか、先生。予想をお願いしますよ、予想」
「そうでした、そうでした。すっかり忘れていました」
「まったく、何の先生やら」
「ギャグもまた旬なり」
「もういいですってば」
「失礼致しました。最近、ドリームライブラリの平成名言カルタにはまっていまして」
「零先生のですか」
「ええ。あれ、面白いんです」
「辰先生は予想で楽しませてくれればいいんです」
「そうですね。では、波乱のオークス予想です。
オークス
3連単フォーメーション
1着②③④⑰⑱
2着②③④⑰⑱
3着①②③④⑤⑥⑨⑩⑬⑭⑰⑱
ちょうど20000円です」
「2着3着入れ替わりはないのですか」
「本当は買いたいんですが、4万円必要になります。資金に余裕のある方にはお勧めです」
「配当はいくらぐらいを想定しているのですか」
「今回は、最低5万円は下らないでしょう。10万前後の可能性が高いんじゃないでしょうか。2着馬によっては40万~50万になるこ とも期待できますよ」
「ということは、1着に人気薄の馬が来れば100万オーバーも夢ではない」
「それは夢でしょうね(笑)。1着馬は、予想した5頭で決まりますから」
「どこから来るんでしょう、この自信。先生、レースの後に炒めたレタスのようにならないでくださいよ」
「わはは。わかりました(笑)。できればキャベツの方でいたいと思います。では、お楽しみに」

2010年5月15日土曜日

【京王杯SC&ヴィクトリアマイル】予想

「辰先生、健作先生との対談はいかがでしたか」
「さすがに数学者らしい物の考え方をなさる方でした」
「印象としては」
「ギャンブル向きではありませんが、
トータル収支を考えると理にかなっていますね。回収率だけを考えた場合は負けてしまうかもしれな い」
「なるほど。強敵現るといったところですか。今週は健作先生の必勝シュミレーションをお使いになるんですか」
「もちろん、検証はさせていただきます」
「では、馬券もシュミレーション通り買うのですか」
「いえ。買いません(笑)。しばらく、検証したのち、効果が立証されれば使わせていただきましょう」
「何のための対談だったのですか。あまり、意味がないじゃありませんか」
「ところが、そうでもありません。さぶやんの時には馬単の安定感を再認識させられましたが、健作先生との対談により競馬の投資的考え 方に触れました。単勝単式馬券には今まであまり興味がありませんでしたが、手堅く勝つにはこれかもしれない」
「必勝法になりうるということですか」
「可能性は高いですね。そこで、今週は単勝で勝負です」
「手堅さなら、単勝複式ではありませんか」
「単勝単式は狙った馬が1着になるのを当てるもの、複式は1着から3着までに入ればよいので、確率は確かに増しますが配当は低くなり ます。それに、馬券を選ぶコンセプトが違います」
「どう違うのですか」
「単勝単式はとにかく勝つ馬を当てなければならない」
「単勝複式は違うのですか」
「ええ。明確に違います。1着になる1番人気の馬を当てるよりも3着でよいので、3番人気とか5番人気とか人気の薄い馬で3着以内に 入着する馬を狙うのが面白みのあるところです」
「難しいところですね」
「はい。ただ、必勝法に関して言うならば、単勝単式が王道であり近道であろうと思われます」
「では、予想に移っていただきましょう」
「はい。まずは土曜日の京王杯SC。抜きん出た馬がいない混戦模様です」
「それでは単勝単式が狙いにくいではないですか」
「大丈夫です。混戦といえども、1着になれる馬はそうはいないんです。では、結論です。
京王杯SC
単勝単式
⑥3000円
①3000円
⑦2000円
⑨2000円
合計10000円です」
「先生。1番人気のエーシンフォワードが入っていませんけど」
「おかげで5番人気の馬まで買うことができました」
「さすがは辰先生。単勝単式でも、秘技1番人気斬りは健在なのですね」
「ええ。時と場合によりますがね」
「日曜日はどうですか」
「ヴィクトリアマイルは、抜きん出た馬がいます。言わずと知れたブエナビスタですね。あの有馬記念でさえ、ドリームジャーニーに次ぐ 2着。海外遠征のドバイでも強烈な末脚を世界に披露し2着。もう少し距離さえあれば確実に届いていというのがもっぱらの評判で す」
「では、思いきって1頭買いですか」
「ところが、競馬に絶対という言葉はありませんでして、ブエナビスタはもちろん買いますが、この馬が来た時には元金が戻ってくるぐら いで十分です。配当倍率も低いですからね。最低保証を確保しつつ、別の馬で稼ぐことを考えるレースでしょう」
「と言いますと、狙うはレッズデザイアですか」
「2番人気は間違いないでしょうね。でも、切ります」
「えっ!!ブエナビスタを負かしたことのある馬ですよ」
「はい。バッサリと(笑)」
「これは、禁断の2番人気斬りだ」
「では、結論です。ヴィクトリアマイル
単勝単式
⑪6000円
⑨1500円
③1000円
⑮1000円
④500円
合計10000円です」
「先生。ブロードストリート、ラドラーダ、アイアムカミノマゴまではわかりますが、ウェディングフジコは14番人気ぐらいですよ。い らないんじゃないですか」
「いやあ。フジコちゃんには思い入れがありまして」
「何ですかそれ。馬の名前ですか、人の名前ですか。まさか、アニメのキャラってわけじゃないでしょうね」
「まあまあ、いいじゃありませんか。フジコちゃんが来たら40000円ぐらいの配当になるんですから
「この先生。どこまで本気でどこまで冗談か計り知れない」
「というわけで、今週は単勝単式勝負です。結果は、健作先生のシュミレーション結果とともにお届け致します。さあ、頑張りますよ (笑)」

【緊急異色対談】辰之進VS健作先生

「はじめまして、南谷健作先生」
「いつも楽しいブログを拝見させていただいています」
「それが、最近どうも調子が出ませんで」
「辰之進先生の予想は3連単が中心ですから難しいですよね」
「いやあ。健作先生の『怪傑!テンパズル』の方が、
はるかに難しいと思いますよ(笑)」
「あんなものは、パソコンが答を出してくれます。答はあらかじめ決まっていますので、それを見つけるだけです。それにひきかえ、競馬 の予想は正解がわからない」
「そうですね。正解は1つしかないにもかかわらず、わからないんです(笑)」
「辰之進先生の馬券必勝術も読ませていただいたんですが、コンセプト自体が難しいですね」
「そうですか」
「ええ。荒れるレースを特定して、荒れ方の法則に従うというものですよね」
「よくご存知で」
「こういう発想は、私には考えつかないんです」
「何をおっしゃいますやら」
「いえいえ。私の思考回路からいきますと、堅いレースを特定して堅い買い方をするという安全策の方に走ってしまいます。その方が、安 定的に勝てるのではないかと思うからです」
「なるほど。競馬を一発逆転のギャンブルとしてではなく、投資の対象として考えようということですね」
「はい。ですから、回収率も200%、300%などという夢のような数字は求めません」
「確かに3連単で当たった時には、一時的とはいえ投資金の何百%、何千%の回収率に跳ね上がることがあります。ただし、確率的にはか なり低いことです。トータル収支で言えば回収率が100%を超えていれば成功ですし、110%を超えるようなら大成功。む しろ、100%を切る人の方が圧倒的に多いのが現状です」
「それはそうですよね。競馬の期待値は75%ほどですから、普通に考えれば必ず負けるわけです」
「よくご存知ですね。健作先生の手にかかれば、必勝プログラムも夢ではありませんかね」
「たぶん、夢です(笑)。第一、私は競馬に詳しくないのです」
「ははは。では、詳しければ必勝法があるとお考えなのでしょうか」
「回収率100%を超えることぐらいはできると思いますよ」
「本当ですか!」
「ええ。実は、今日辰之進先生に対談を申し込んだのも訳がありまして」
「どういうことですか」
「現在、ある競馬必勝シュミレーションというプログラムを開発中でして」
「それは興味深い」
「簡単なものなんですが、どうも最後の部分がわからない」
「と申しますと」
「私のシュミレーションソフトは、堅いレース用のものなんですね。荒れるレースでは回収率が下がります。辰之進先生は荒れ るレースを予測することができるんですよね。だとすれば、堅いレースを予測することができるのではないかと思いまして」
「なるほど。堅いレースを特定して必勝シュミレーションを使えば、回収率が上がるのではないかということですね」
「さすがは辰之進先生、鋭いですね。堅いレースを特定できるのであれば、必勝プログラムとして使えるのではないかと思っています。ど んなド素人でも勝てるプログラムです」
「それは面白そうですね。堅いレースの条件を、誰でも特定できるようにすれば良いわけですね」
「できそうですか」
「馬券を当てるのは難しくても、荒れそうか堅そうなレースかを予測することぐらいなら、さほど難しくはありません。特に堅 いレースは予想しやすいものです」
「堅いレースの条件を、勘とか経験とかの不確定要素ではなく、誰が見てもわかるような条件として表示することは可能なものでしょう か」
「お安いご用です」
「それは素晴らしい。競馬必勝シュミレーションが、にわかに現実味を帯びてきましたよ」
「では、さっそく拝見させていただきましょう」
「どうぞ、どうぞ。これなんですが」
「ほほう、シンプルですね」
「はい。開発コンセプトは、サルでも使える必勝法でして」
「サルでは無理でしょうが(笑)」
「こことここと、こいつを入力するだけなんです」
「へー。すると、ここが表示されて、どの馬券をいくら買えば期待どおりの回収金額になるか計算してくれるわけですね。これは、単純だ けど面白い」
「辰之進先生にそう言ってもらえると嬉しいですね。どうです、使えそうですか」
「確かに堅いレースを特定できれば、安定した回収率が期待できそうです」
「実は、今日の対談をお願いしたのも、このシュミレーションをお使いいただき、その効果を検証していただきたいと思ったからなんで す。いかがでしょう、お使いいただけますでしょうか」
「もちろん、使わせていただきます。まずは、今週のレースで試してみましょう」
「よろしくお願いいたします」
「こちらこそ、楽しみが増えました。ここをこうしてこうするだけですね。これは、過去のレースでも検証できそうですね。例えば、先 週のレースでいくと。なるほどなるほど。こうして、こうして、こうなって。ほー、これはいけるかもしれない。では、健作先生。お預か りいたします。検証結果が楽しみになってきました」
「結果はすぐわかりそうですか」
「今月中にはわかるでしょう。お楽しみに」

2010年5月8日土曜日

【NHKマイルカップ&京都新聞杯&新潟大賞典】予想

「さあ、先生。今週もGⅠがありますね」
「はい。まずは、日曜日のGⅠ
のNHKマイルカップからいきましょう」
「このレースは、俗に言う三つ巴ですか」
「そうですね。③リルダヴァル④サンライズプリンス⑬ダノンシャンティの3頭です」
「そのなかでも、お勧めはいますか」
「第一感はサンライズプリンスです。あとはダノンシャンティをどう扱うかが問題です」
「と言いますと」
「マイルという距離適性がわからないのです。未知の領域なんですね。あっさりもあれば、大敗もありうる。軸にするならサンライズプリ ンスの方でしょう」
「では、軸1頭でいきますか」
「1着は、多分サンライズプリンスです。サンライズプリンスが破れるとしたらダノンシャンティしかいないと読んでいます」
「結論はどうなるのでしょう」
「荒れるとしたら3着しか考えられません。では、結論です。
NHKマイルカップ
3連単フォーメーション
1着④
2着③⑬
3着③⑥⑨⑪⑬⑭⑮⑯⑱
1600円。
もう1通り、
1着⑬
2着④
3着③⑥⑨⑪⑭⑮⑯⑱
800円。
合計2400円で勝負です」
「何か少なくありませんか」
「ええ。今週の勝負は土曜日です」
「では、お聞かせいただきましょう」
「京都新聞杯
馬単フォーメーションマルチあり
1着①⑪
2着①③⑧⑪⑫⑬⑯2400円。
マルチなしで、
1200円。
合計3600円。
新潟大賞典
馬単ボックス
②⑦⑨
6点×500円=3000円。
馬単軸1頭マルチなし
軸馬⑦
相手②⑨
2点×500円=1000円。
合計4000円です。
総トータル10000円でガッチリいただきましょう」
「先生。3レースで1万円で収まっていますよ。デフレですか」
「庶民的と言ってください」
「しかも、GⅠ、GⅡ、GⅢとなるにしたがって掛け金が上がっている」
「勝つことが第一目的です」
「その上、土曜日は馬単じゃないですか」
「さぶやん対決を通して、馬単の重要性も悟ったのです」
「先生らしさはいったいどこへ行ってしまったのですか」
「京都新聞杯は軸2頭が堅い。とはいえ、力量は接近しています。新潟大賞典は人気になりそうなゴールデンダリアとサニーサンデーを外 した予想です。混戦を制するのは新潟での実績と競馬場特性、調教内容から見た現在の状態から3頭に絞り込みました」
「なるほど。さしずめ、硬軟織り交ぜたニュー必勝法というわけですか」
「研究は進んでいるのです」
「では、お手並み拝見といきましょう」
「はい。要はバランス感覚なんです」
「辰先生の驚異のバランス感覚。とくと見させていただきましょう」

2010年5月6日木曜日

【青葉賞&天皇賞】結果

「先生。やられましたね」
「はい。青葉賞は当たりはしましたが、
1 着1番人気2着2番人気3着3番人気で収まり、配当は3連単で1880円です。完全に元本割 れですね。天皇賞に至っては信頼の1番 人気フォゲッタブルがこけた時点で終了でした」
「しかし、全幅の信頼はおけないようなことを言っていたじゃありません か」
「しかし、3着までには入ると思っていましたからね」
「5月も厳しいスタートになりましたね」
「旅に出な ければならないのは、龍之介ではなくて私の方かもしれませんね」
「先生らしくない。そんな弱気でどうするんですか」
「何 かを変えなければならない時期にきたことは確かなようです」
「何を変えるのですか」
「どうも、データ通りに結果が伴わないん です」
「ってことは」
「基礎データの再構築が必要かもしれません。基本としているファクターを追加または変更しな ければならないようです」
「そんなこと、すぐにできるんですか」「やらなければならないでしょうね。5年前 10年前のデータが役に立たなくなってきている」
「なぜですか」
「おそらくは、競馬場の改修工事やら馬の調教方法 が変わってファクターに変化が生じているんでしょうね」
「そりゃあ大変だ」
「大至急、修正します」
「頑 張ってください」
「わかりました。次週に何とか間に合わせます」

2010年5月1日土曜日

【天皇賞&青葉賞】予想

「先生。4月はさんざんでしたね」
「ははは。
サイコロを転がして予想した方が当たったかもしれない(笑)」
「龍之介さんは登り調子のようですが」
「龍之介なら旅にでました」
「また、何で」
「公開予想の難しさを悟ったようで、修行の旅に出るといっていました」
「止めなかったんですか」
「旅をするのも修行のうち。人生はらせん模様のようなもの、一周して帰ってきた時に、1ミリでも登っていればいいんです」
「けだし名言ですね」
「ということですので、さぶやんとの対決は私が引き受けましょう」
「そこなんですが、さぶやんからは断りの手紙がきています」
「ほほう。忙しくなったのでしょうか」
「それがその反対でして、暇になっちゃったらしいんす」
「では、なぜ」
「ここで公開予想をしてしまうので、本業である予想が売れなくなったと嘆いていました」
「なるほど」
「元々はレース前日に予想を売っていたそうですが、当日になれば無料で予想が見られるので、誰も買わなくなってしまった」
「もっともな話ですね」
「というわけで、今週からは辰先生一人の予想に戻ります」
「わかりました。では、さっそく日曜日の天皇賞からいきましょう。圧倒的1番人気になるであろうドリームジャーニーが故障により出走 を回避してしまったため、大混戦の様相を示してきました」
「オッズもばらけていますね。フォゲッタブルが1頭だけ人気をかぶっていますが、それにしても2倍台ですね」
「はい。そのあとは10番人気まではそんなに差がありません」
「どんぐりの背比べといったところでしょうか。ところで、フォゲッタブルは信頼できるのですか」
「3着までには入るでしょうが、とても1着固定という信頼はおけません」
「オッズでは人気1頭かぶりになっていますが」
「ドリームジャーニーがいないためです。出走していれば、ぶっちぎりの1番人気。フォゲッタブルの倍率は5倍前後まで落ちていたこと でしょう」
「では、どうしましょう」
「とはいえ、7頭ぐらいには絞れます。では、結論です。
天皇賞(春)
3連単軸1頭マルチあり
軸馬③
相手⑪⑫⑭⑮⑯
6000円
これが基本型。さらに
3連単フォーメーション
1着③
2着⑫⑭⑮⑯
3着⑫⑭⑮⑯
1200円
1着2着入れ替わりで
1着⑫⑭⑮⑯
2着③
3着⑫⑭⑮⑯
1200円
その他、夢に出てきた番号がありまして」
「お告げですか」
「まあ、そんなようなものです。
3連単フォーメーション
1着⑭
2着⑪⑫
3着③
2点×800円=1600円
最後に第一感
3連単ボックス
③⑫⑭
6点×500円=3000円」
「大勝負ですね。いったいいくらになるんですか」
「13000円です」
「では、土曜日の青葉賞は控えめにお願い致します」
「はい。
青葉賞
3連単軸1頭マルチなし
軸馬②
相手⑤⑥⑦⑧⑩⑭⑰4200円
これが基本型。さらに、
3連単フォーメーション
1着②
2着⑨⑰
3着⑥⑩⑭
600円
1着2着入れ替わりで
1着⑨⑰
2着②
3着⑥⑩⑭
600円
最後は1着以外があれた時にそなえて
3連単フォーメーション
1着②
2着⑥⑦⑧⑩⑭
3着⑥⑦⑧⑩⑭
2000円
こちらは合計7400円です」
「先生。荒れた時って、このレースはガチガチじゃないんですか。特に1着は鉄板でしょう」
「競馬に絶対はないんです。このレースは一見堅そうに見えますが、堅いのは1番人気のペルーサだけです。他は倍率を見ても わかるように、2番人気のトゥザグローリーでさえ5倍以上、3番人気以降は10倍以上です。こういうレースは結構荒れるも んなんです」
「そういうものですか。では、結果を楽しみにしておきましょう」
「今週は穫りますよ。はっはっは」