「そうですか」
「だって、4点買いですよ。しかも1点5000円なんて」
「ダービーはお祭りです。いつもと同じじゃつまらないでしょ」
「まあ、JRAへの寄付金と思っておきましょう」
「ははは、寄付金ですか。でも、
「なるほど、宝くじみたいな感覚ですか」
「とんでもない。今年のダービーは荒れません。
「しかし、
「私の興味は、
「今回の予想は堅いということですね」
「まあ、私はそう思っています。大激戦、終わってみれば1、2、
「そうですね。ここは辰先生を信じましょう。そろそろ、
「今日は少し、熱く語ってしまいましたね。でも、
目黒記念の前に、おまけで金鯱賞も予想しておきました。
土曜日京都10R
金鯱賞
3連単軸1頭マルチ
軸馬⑧
相手①⑥⑬
1800円
さて、目黒記念ですが、こちらは大荒れと見ています。
日曜日東京12R
目黒記念
3連単ボックス
②③④⑫
2400円
ダービーで2万円いっちゃいましたので、
「10000円ではなかったのですか。なんなら、
「そんな無駄使いをしてはいけません」
「先生の口からそんな言葉が出るとは思わなかった」
「要は勝負に出る時と所を見極めることが重要なのです」
「なるほど。ということで、ダービーで勝負ですか。ならば、
「ええ。堅くおさまりそうなレースなら手を出していません」
「荒れるのですか」
「間違いありません。しかも、出走馬の顔ぶれや出走頭数、
「それにしては、投資金額が低いですね」
「破壊力は抜群ですよ」
「1800円や2400円の投資金額で、
「穫れる時はそんなものです。
「えっ!それじゃあ、まるで本職はだしだ」
「はだしではありませんが(笑)、
「そうか。辰先生は、さすらいのギャンブラーだったんだ」
「さすらってもいませんし、ギャンブラーでもありませんけどね(
「今日は何だか、先生に後光が指しているように見える」
「ふふふ。私もオーラを感じています。
「そうですか。では、今週は先生の霊感を信じましょう」
「霊感師でもありませんってば(笑)」
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