2010年5月15日土曜日

【緊急異色対談】辰之進VS健作先生

「はじめまして、南谷健作先生」
「いつも楽しいブログを拝見させていただいています」
「それが、最近どうも調子が出ませんで」
「辰之進先生の予想は3連単が中心ですから難しいですよね」
「いやあ。健作先生の『怪傑!テンパズル』の方が、
はるかに難しいと思いますよ(笑)」
「あんなものは、パソコンが答を出してくれます。答はあらかじめ決まっていますので、それを見つけるだけです。それにひきかえ、競馬 の予想は正解がわからない」
「そうですね。正解は1つしかないにもかかわらず、わからないんです(笑)」
「辰之進先生の馬券必勝術も読ませていただいたんですが、コンセプト自体が難しいですね」
「そうですか」
「ええ。荒れるレースを特定して、荒れ方の法則に従うというものですよね」
「よくご存知で」
「こういう発想は、私には考えつかないんです」
「何をおっしゃいますやら」
「いえいえ。私の思考回路からいきますと、堅いレースを特定して堅い買い方をするという安全策の方に走ってしまいます。その方が、安 定的に勝てるのではないかと思うからです」
「なるほど。競馬を一発逆転のギャンブルとしてではなく、投資の対象として考えようということですね」
「はい。ですから、回収率も200%、300%などという夢のような数字は求めません」
「確かに3連単で当たった時には、一時的とはいえ投資金の何百%、何千%の回収率に跳ね上がることがあります。ただし、確率的にはか なり低いことです。トータル収支で言えば回収率が100%を超えていれば成功ですし、110%を超えるようなら大成功。む しろ、100%を切る人の方が圧倒的に多いのが現状です」
「それはそうですよね。競馬の期待値は75%ほどですから、普通に考えれば必ず負けるわけです」
「よくご存知ですね。健作先生の手にかかれば、必勝プログラムも夢ではありませんかね」
「たぶん、夢です(笑)。第一、私は競馬に詳しくないのです」
「ははは。では、詳しければ必勝法があるとお考えなのでしょうか」
「回収率100%を超えることぐらいはできると思いますよ」
「本当ですか!」
「ええ。実は、今日辰之進先生に対談を申し込んだのも訳がありまして」
「どういうことですか」
「現在、ある競馬必勝シュミレーションというプログラムを開発中でして」
「それは興味深い」
「簡単なものなんですが、どうも最後の部分がわからない」
「と申しますと」
「私のシュミレーションソフトは、堅いレース用のものなんですね。荒れるレースでは回収率が下がります。辰之進先生は荒れ るレースを予測することができるんですよね。だとすれば、堅いレースを予測することができるのではないかと思いまして」
「なるほど。堅いレースを特定して必勝シュミレーションを使えば、回収率が上がるのではないかということですね」
「さすがは辰之進先生、鋭いですね。堅いレースを特定できるのであれば、必勝プログラムとして使えるのではないかと思っています。ど んなド素人でも勝てるプログラムです」
「それは面白そうですね。堅いレースの条件を、誰でも特定できるようにすれば良いわけですね」
「できそうですか」
「馬券を当てるのは難しくても、荒れそうか堅そうなレースかを予測することぐらいなら、さほど難しくはありません。特に堅 いレースは予想しやすいものです」
「堅いレースの条件を、勘とか経験とかの不確定要素ではなく、誰が見てもわかるような条件として表示することは可能なものでしょう か」
「お安いご用です」
「それは素晴らしい。競馬必勝シュミレーションが、にわかに現実味を帯びてきましたよ」
「では、さっそく拝見させていただきましょう」
「どうぞ、どうぞ。これなんですが」
「ほほう、シンプルですね」
「はい。開発コンセプトは、サルでも使える必勝法でして」
「サルでは無理でしょうが(笑)」
「こことここと、こいつを入力するだけなんです」
「へー。すると、ここが表示されて、どの馬券をいくら買えば期待どおりの回収金額になるか計算してくれるわけですね。これは、単純だ けど面白い」
「辰之進先生にそう言ってもらえると嬉しいですね。どうです、使えそうですか」
「確かに堅いレースを特定できれば、安定した回収率が期待できそうです」
「実は、今日の対談をお願いしたのも、このシュミレーションをお使いいただき、その効果を検証していただきたいと思ったからなんで す。いかがでしょう、お使いいただけますでしょうか」
「もちろん、使わせていただきます。まずは、今週のレースで試してみましょう」
「よろしくお願いいたします」
「こちらこそ、楽しみが増えました。ここをこうしてこうするだけですね。これは、過去のレースでも検証できそうですね。例えば、先 週のレースでいくと。なるほどなるほど。こうして、こうして、こうなって。ほー、これはいけるかもしれない。では、健作先生。お預か りいたします。検証結果が楽しみになってきました」
「結果はすぐわかりそうですか」
「今月中にはわかるでしょう。お楽しみに」

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