2010年1月31日日曜日

【東京新聞杯&根岸ステークス&京都牝馬ステークス】惨敗

「先生のいち押しアブソリュートが来ませんでしたね」
「はい。敗因はアブソリュートが来なかったことにつきます」
「2着にトライアンフマーチは印がついていますし、
3着のエイシンフォアードにも印がある」
「でも、1着を外してしまいましたからね」
「先生の凄いところは、4着のマイネルファルケや5着の13番人気リザーブカードまで予想に入れているところですよね」
「レッドスパーダももちろん予想には入っていたのですが、1着には印をつけていません。すべてはアブソリュートの読み違いが敗因です」
新必勝法の欠点である購入点数の少なさが裏目に出た感じですね」
「両刃の剣であることは確かです。勝てば勝因、負ければ敗因ということですね」
「せんせー。終わったレースのことなんて、どうでもいいですよー(笑)。明日のレースがまだ2つ残っているんだから、明日リベンジしてパーっと行きましょうよ」
「そうですね。よこたん、間違えないように馬券を買ってくださいよ」
「はーい」
「先生。明日のレースは勝算があるのでしょうか」
「今週は、投資金額を絞っての中穴狙いです。根岸ステークスは、1着が堅いので2着、3着がどう荒れるのか、もしくは荒れないのかという点が見どころです。京都牝馬ステークスは、ひそかに1番人気斬りをしています。どちらも堅く納まるようだと私の出番はありません」
「先生、ちょっと弱気じゃありませんか」
「荒れる荒れないでいえば、どちらかは必ず荒れると思っています。荒れかたは、根岸ステークスなら2着3着が荒れ、京都牝馬ステークスはむしろ2着が荒れると見ています。1番人気を斬ったのは、根岸ステークスよりも荒れると読んでいるからです」
「うーん。鋭い読みなのかどうか、結果が出ていないのでわかりませんが」
「いいじゃない、そんなこと。今日は外れちゃったから、屋台で飲みましょうよ」
「いいですね、よこたん。おでんでも行きましょうか」
「ガンモ、ガンモ。竹輪に大根。牛すじもあるところにしてちょうだいね」
「ああ、行っちゃった。待って下さい。私はタコが好きなんです。待てー、タコおでん」

2010年1月29日金曜日

【東京新聞杯&根岸ステークス&京都牝馬ステークス】大予想

「せんせー。おひさー。先週は残念だったようですね」
「ええ。2つとも外してしまいましたね」
「今週は頑張ってくださいね」
「はい、頑張りますよ」
「私の担当は、土曜日の東京新聞杯です」
「そりゃあ、良かった」
「どうしてですか」
「東京新聞杯には、狙いの馬が2頭いまして」
「どのお馬さんなんですか」
「アブソリュートとスマイルジャックです」
「スマイルジャックって、前も狙いの馬って言ってませんでした?

「よく覚えていましたね。そうなんです。去年から狙っているんです」
「では、手短にお願いします。最近、よこたんも忙しくなってきちゃいまして」
「そういえば、先週も大事なご用があったとか。真面目に就活でも始めたんですか」
「やだー、先生ったら。お仕事が嫌でプーになったんですよ。先生のおかげで先々週稼がせてもらったので、ありがたく合コンのハシゴをしておりました」
「なるほど。就活というよりは婚活ですね」
「そんなんじゃありませんけどー。では予報をお願いします。明日の競馬予報」
「ははは。天気予報ほど当たりませんけどね。では、結論です。
東京新聞杯
3連単フォーメーション
1着③
2着④⑤⑯
3着①②⑥⑦⑬⑮
これで1800円。1着2着入れ替わりで、
1着④⑤⑯
2着③
3着①②⑥⑦⑬⑮
これも1800円。そして、2着3着入れ替わりで、
1着④⑤⑯
2着①②⑥⑦⑬⑮
3着③
1800円。合計6400円で勝負です」
「さあ、予想も終わったことですし。パーっと行きましょう、先生」
「そうですね。行っちゃいますか」

「ちょっと待ってくださいよ、先生。まだ、根岸ステークスと京都牝馬ステークスの予想が残っていますよ」
「これは失礼、番記者さん。では、結論です」
「はやっ。早すぎますよ、先生」
「そうですか。じゃあ、このメモ用紙を渡しておきますので」
「なんですか、これ」

■□■□■
辰メモ
根岸ステークス
3連単フォーメーション
1着⑪⑮
2着⑦⑫⑯
3着③⑥⑩⑬⑭
3000円。
京都牝馬ステークス
3連単フォーメーション
1着⑤⑥⑧⑫
2着⑩
3着①②⑬⑭⑮
2000円。
1着⑤⑥⑧⑫
2着①②⑬⑭⑮
3着⑩
2000円。
合計7000円。
■□■□■

「先生。何かいつもと違いますよ。特に、京都牝馬ステークスの方は、マイティスルーが2着か3着に入らないと外れてしまうじゃないですか。信用しているかと思えば、そのわりには1着には印をつけていない。不可解です。ひょっとして、これまだ予想の途中なんじゃないですか」
「そんなことはありませんよ。今週は、気分を変えてみただけです。たまには、気分転換も必要なんです。さあ、よこたん。気分転換に行きましょう!」
「ああ、待って下さい。私も気分転換に付き合いますから。待ってー」

2010年1月23日土曜日

【平安ステークス&アメリカJCC】大予想

「さあ、先生。今週も必殺予想をお願い致しますよ」
「はい。どちらから、いきましょう」
「今日はよこたんがいないので、どちらでもよろしいですよ。
まずは、平安ステークスからお願いしましょう」
「はい。わかりました。よこたん、どうしたんですかね」
「先生。そんな雑念は捨てて下さい。連勝記録がかかっているんですよ。3連単で連勝するのは至難の技なんです。今週は、3連勝が、いや4連勝も夢ではない」
「番記者さん。そんなに欲張ると大怪我しますよ。肝心なのは、1ケ月トータルした時にプラスにすることなんです」
「そんな弱気なことを言うなんて、先生らしくないですよ。先週の勝ち分をドカッと賭けて、月収100万円を狙いましょうよ」
「でも、今週のレースは2レースとも堅いですよ」
「そうなんですか」
「ええ。特に、平安ステークスは堅そうです」
「そうは言っても、荒れるとしたらっていう買い方をするのが先生じゃありませんか。お願いしますよ、必殺予想」
「はい、はい。では、平安ステークスですが、1着には3頭で十分です。順当にいけばロールオブザダイスでしょうね。軸一頭マルチなしでも良いぐらいです。勢いを買ってダイシンオレンジもマークしておきます。まあ、競馬に絶対はありませんから、展開次第ではトーセンアーチャーにもチャンスがあります」
「なるほど、これが第一集団」
「そうですね。あとは、アドバンスウェイ、ウォータクティクス、ダイショウジェットまでです」
「6頭で終わりですか」
「そうです。しかも、第2集団からは1頭しか来ないと読んでいます」
「つまらないレースですね」
「配当は跳ねないでしょうけど、見どころはありますよ。ダイシンオレンジが1着になるようだと、今年の注目馬になりますし、ロールオブザダイスにしたって負けるわけにはいかない。そこへ、トーセンアーチャーが前残りをするかどうか。ウォータクティクスが復活するのかどうかなど、見どころは満載です」
「そんなものですか。では、まとめていただきましょう」
「はい。では、結論です。堅くいくなら、①④⑤から①④⑤⑨⑪⑬と流してしまえばまず当たりますが、それではフォーメーションで買っても6000円になってしまう」
「いいじゃありませんか、先生。それでいきましょうよ。なんなら、1点200円で12000円でどうですか」
「今週は、無茶はしません。
3連単フォーメーション
1着①④⑤
2着①④⑤
3着⑨⑪⑬
これで1800円。
2着3着入れ替わりで、
1着①④⑤
2着⑨⑪⑬
3着①④⑤
こちらも1800円。
合計3600円で勝負です」
「なんか、ショボくありませんか。先週みたいに3頭で決着してしまうと外れてしまいますよ」
「まあ、それも押さえようと思うと、投資金が6000円になってしまう。来たとしても、配当は2000~3000円です。今週は、そんなリスクは背負いません」
「先生がそうおっしゃるなら、そういうものかもしれませんね。そうか、アメリカJCCでドカッといくつもりなんですね。こちらの予想もお願い致します」
「はい。アメリカJCCですが…」
「どうしたんですか、キョロキョロしちゃって」
「本当によこたんは来ないのですか」
「来ませんってば」「先生。よこたんの代わりといっちゃあなんですが」
「ああ。ややこしくなってきた」
「これはこれは、田楽師匠じゃありませんか」
「辰先生の連勝記録がかかってるってんで、応援に駆けつけさせていただきやした」
「これは、心強い」
「お約束の『ギャンブル奉行』も作ってまいりました」
「それは楽しみです」
「なんですか。『ギャンブル奉行って』。そんなことより、予想に専念してくださいよ、先生」
「こりゃまた失礼。存分に予想してくださいまし。あたしは、横で応援させていただきます」
「頑張りますよ。アメリカJCCの方はちょい荒れの可能性があります。とは言え、1着はアドマイヤコマンド、デルフォイで決まりそうです」
「先生。1番人気になりそうなキャプテントゥーレが入っていませんよ。忘れちゃったんですか」
「今回はバッサリ外します」
「出たー、必殺辰予想。一番人気斬りー」
「大丈夫なんですかい、先生。あたしなんかは、キャプテントゥーレから流そうかなんて考えていましたが」
「ええ。来たら諦めます(笑)。その代わり、トウショウシロッコを入れておきます」
「そんな馬が来たら、大荒れじゃないですか。堅いなんて言っていたくせに」
「そして、第2集団には、もう一度トウショウシロッコ、ゴールデンダリア、ダイワワイルドボア、シャドウゲイトに印をつけます」
「先生。それって、配当10万超えじゃあありませんか」
「来かたによってはそうなります」
「頑張れー、辰先生。あたしが付いてますよー」
「番記者さん好みの予想でしょう」
「久しぶりに、秘技『一番人気斬り』を見せていただきました。それでは、結論を」
「はい。では、結論です。
3連単フォーメーション
1着①②⑫
2着①②⑫
3着②⑧⑩⑬
これで2000円。
2着3着入れ替わりで、
1着①②⑫
2着②⑧⑩⑬
3着①②⑫
こちらも2000円。
合計4000円で勝負です」
「投資金額はショボいけど、配当は期待できそうですね。ということは、ハズレる確率が高いってことじゃないですか、先生。連勝記録が、連勝記録が…」
「連勝記録なんて興味がありません。私の求めるものは、トータル収支なんです」
「いよー。先生、頑張っておくんなさい」
「さあさあ、田楽師匠。さっそく、ギャンブル奉行を聞かせてくださいよ」
「よござんす。では、こちらへ」
「二人して、何ですか。そんなことでは、連勝記録は樹立できませんよー。ああ、本当に行ってしまった。ちょっと待ってくださいよー。私も聞きたいですよー。田楽師匠の『ギャンブル奉行』。置いてかないで~」

2010年1月22日金曜日

対談 「一本気 VS 網焼亭田楽さん」

 私の講座を掲載してくださっている「夢の図書館・ドリームライブラリー」というサイトがあります。
そこで、原稿を書いていらっしゃる網焼亭田楽さんという方から、是非お会いしたいというご依頼がありました。そして、さらにそれを対談調に原稿にしようという話にもなりました。というわけで、お会いしたのですが、じつに愉しい時間を過ごす事ができました。
今日は、田楽さんとの対談の様子をお届けします。

   ◆   ◆   ◆
「はじめまして、辰之進先生。今日はよろしくお願い致します」
「こちらこそ、よろしくお願い致します」
「実は、この対談はあたしの方からのお願いでして」
「それは光栄です。田楽師匠と対談できるなんて」
「いやあ。下手の横好きたぁよく言ったもんで、
あたしは根っからの競馬好きなんですが、これがなかなか当たらない(笑)」
「ほう。馬券の種類はどんなものをお買いなんですか」
「もっばら3連単なんですが、当たったためしがねえ(笑)」
「的中率から言うと、一番むずかしい馬券ですよね」
「ところが、辰之進先生の予想ときたら、ズバズバ当たっちまう」
「それほどでもありませんよ」
「とんでもねえ。あたしから見れば、もはや神業なんですよ。そこで、予想の仕方を少しだけでも教えてもらえねえかってことなんです。先生は馬券必勝術の講義もなさっていますよね」
「よくご存知で」
「チラッと拝見したところ、本来重賞の予想なんてされちゃあいませんよね」
「基本的には重賞の予想はしません」
「なぜなんです」
「一口で言うと、旨味がないんです」
「どういうことでしょう」
「私の馬券必勝術の理論は、単純明快です。まず、荒れそうなレースを特定する。そして、荒れ方の法則性に沿って馬券を買うだけです。データによりますと重賞は荒れにくいんですよ。つまり、配当もそんなに高配当は望めない。私のお薦めするレースとは少し違うのです」
「それにしても、荒れそうなレースなんて特定できるもんですかい」
「かなりの高確率で特定できますよ」
「ちょっとだけ教えてもらうわけには、まいりませんか。さわりだけでもよろしいんで」
「よろしいですよ」
「本当ですかい」
「ええ。荒れる要素はたくさんあるんです。例えば、牡馬だけのレースよりも牝馬が混じっていた方が荒れやすいですし、斤量にしても定量戦よりもハンデ戦の方が荒れやすい。斤量で言えば、58キロを超える斤量を背負わされると、一番人気の馬でも苦労します。さらに、斤量は馬体重との関連もありますし、距離や出走頭数も荒れ方に影響します。出走馬の脚質も先行馬が一頭の場合や多頭数いる場合、または全然いない場合では、まったく展開が違ってきますし、脚質は枠順にも影響します。その枠順にしたって、競馬場ごとに脚質によって有利不利な枠順がありますし、天候だって左右しますよね。さらに言うならば…」
「先生、先生。やっばり、よござんす。質問を変えましょう。いつもは予想されない重賞の予想をなさる時に、馬券必勝術は役に立つんですかい」
「もちろん、立ちますよ。荒れるレースを特定するということは、裏を返せば荒れないレースも特定できるということです」
「ふむふむ。それで」
「予想手順としては、まず対象のレースが荒れるか荒れないか、またはちょい荒れなのかを判断します」
「先週の京成杯は、荒れないと予想されたんですね」
「その通りです。いわゆるカッチンカッチンのレースというやつですね(笑)」
「そして、日経新春杯は荒れると予想された」
「まあ、どちらかと言えばちょい荒れ予想ですね。配当が100万以上になるレースとは思えませんでしたので」
「そして、見事に両方のレースの当たり馬券を的中させた」
「両方取れたのは、ちょっとできすぎですけどね。でも、2週連続外していたのでそろそろ来るとは思っていましたよ。前週、前々週の外れ方も良かったですしね」
「外れに良いも悪いもねえでしょう」
「とんでもありません。予想の外れ方を見れば、予想した人の技量が、おおよそわかるというものです」
「馬券の予想で、いったい何がわかるというんですかい」
「予想を見れば、その人のレースの狙いがわかります。この馬に全幅の信頼をおいているなとか、人気重視の予想だなとか、前走の成績を考えているなとか、持ちタイム優先とか、好調教の馬を軸にしているなとかですね。差し馬有利と見ているなとか、先行馬が逃げきると予想しているとかですね。それから…」
「まあまあ、先生。そんなこたぁ、調べてみなければわからねえでしょ」
「えっ。馬券を買う時には、それぐらいのことは調べますでしょう」
「こいつぁ驚いた。辰之進先生の強さの秘密を垣間見た気がします」
「私は、これが商売なのでね。田楽師匠も、落語のことを語らせれば、それこそ永遠と語れるのではありませんか」
「まあ、あたしのは落語と言っても古典落語じゃありませんでして」
「存じておりますよ。田楽師匠と言えば、新作噺。それに、なぞかけにしたって、どういう頭の構造をしているとああいうオチを思い浮かぶのか、私には予想がつかない(笑)」
「先生がそんな面白いことを言っちゃあいけませんよ。あたしの立場がねえ(笑)」
「ここで、今度は私からのお願いなんですが、せっかくこうしてお会いすることができましたので、競馬を題材にした新作噺を作っていただけませんか」
「先生、本気でおっしゃっていますか」
「大真面目ですよ。田楽師匠のようなお方なら、競馬を題材にした新作噺を作れるはずです。古典落語には、富くじは出てきても競馬は登場しませんものね」
「よござんす。他ならぬ辰之進先生の頼みとあっちゃあ、断るわけにはまいりません。ここで、お題を決めて起きましょう」
「そんなことをして、大丈夫なんですか」
「と、しゃべりながらも噺の内容を考えているんです」
「即興じゃなくていいですよ」
「そうですねえ。『ギャンブル奉行』なんてのはいかがです」
「わあ。それ、面白そうですね」
「まだ、お題しか言っちゃいませんよ(笑)」
「必ず、作ってくださいね」
「お約束いたします。さて、そろそろ時間ですね。今日は、いろいろタメになる話をお聞かせいただきまして、どうもありがとうございました」
「何をおっしゃいますか。こちらこそ、ありがとうございました。新作噺『ギャンブル奉行』、楽しみにしてますよ」
「新作噺なら、任せておくんなさい。それより、今週のアメリカンJCCと平安ステークスのことなんですがね。えっ。まだ録音中?そいつぁいけねえや。おあとがよろしいようで」

2010年1月18日月曜日

【日経新春杯&京成杯】大当たり!!

「先生。すごい!大当たりです」
「ありがとうございます」
「京成杯で強い馬は3頭しかいないと言っていた、
レッドスパークル、アドマイヤテンクウ、エイシンフラッシュが何と3着、2着、1着を独占です。配当は3,170円と安いですが、2,400円で仕留めていますからね。2着3着入れ替わりの方も当たっていますから、4,800円で6,340円をゲットです。さらに、今回は1点300円ずつ購入しているので、14,400円が22,020円になっちゃいました。7,620円のプラスです。堅いと予想された通りの結果でしたね」
「どうも」
「どうしたんですか、先生。わかった。日経新春杯の方が外れちゃったんでしょう」
「いえ、それが当たっておりまして」
「えっ。あちらは、確か荒れたんでは」
「せんせー。すごーい当たっちゃいましたね」
「よこたん。良かったですね」
「ちょっと待って下さいよ。よこたん、いくら当たったの?」
「配当89,590円なりー」
「そんなー。せんせー」
「ええ。日経新春杯は3着が荒れると予想した通り、出走12頭で12番人気の、つまり人気最下位の馬レッドアゲートが3着に入りまして、高配当となりました」
「そんなー。どうせなら2着に入ってしまえば良かったのに。そうすれば、大外れで地団太を踏んだでしょうに」
「そこなんです。レッドアゲートは、実は狙いの馬でして、2着にも予想していたんです」
「えー。ウソでしょう」
「本当ですよ。レース前の予想を見てください。2着に1頭だけ加えた馬があったでしょう。あれがレッドアゲートです。2着に来ていれば、間違いなく50万円弾でしたね」
「そんなー」
「せんせー。食事でも行きましょう。高級レストランにでも」
「そうですね。今日は2レースとも当たったので、行っちゃいますか」
「ひどいー」
「番記者さんも、ちゃんと当たったではないですか」
「だって、よこたんはプラス73,590円。私は、7,620円ですよ。ケタが違うじゃありませんか」
「はい、はい。わかりました。では、今日は私のおごりということで」
「せんせー、すてきー」
「さすが辰先生。ごちそうになりまーす」
「じゃあ、今夜はパーといきましょう」
「うれぴー」
「ごちそうさまです。来週も、パーフェクト予想をお願い致します」
「がんばりますよ。では、また来週」

2010年1月16日土曜日

【日経新春杯&京成杯】大予想

「せんせーい。今週も暇だから来ちゃいましたー」
「おやおや。ってことは、よこたんが京成杯担当で、番記者さんが日経新春杯ですかね」
「さすが先生、読みが深い。でもハズレ(笑)。私が日経新春杯で、番記者さんが京成杯でーす」
「またもハズレてしまいましたか。どうも最近ハズレ癖がついてしまったようで(笑)」
先週はミニスカで先生の予想に雑念が入ってしまったようなので、今週はショートパンツにレギンスで決めて来ました」
「何ですか、レギンスって」
「やだあ、先生ったら。この、下にはいてるやつですよ」
「ああ、ストッキング」
「受けるー。ちょっと違うけど、先生だから許しちゃう」
「はい。これなら予想に集中できそうです」
「でも、レギンスの下は何もはいていませんけどー。ふふ」
「あらら、そうきましたか。弱りましたね。何はともあれ、日経新春杯の予想に入りましょう」
「まずこのレース、お馬さんが12頭しかいないけど、全部勝っちゃうといくらになるんですか」
「大胆ですね。1点100円で購入するとして、3連単だと132,000円になります」
「そんなにするんだー。でも、配当が132,000円以上なら、買っても得よねー」
「むちゃくちゃな買い方ですが、このレースに限ってはあながちムチャとも言えません」
「へー。荒れると予想してるんですか」
「よこたんも、だいぶ詳しくなってきましたね。このレースは定量戦ではなくてハンデ戦なのです」
「ハンデ?駅伝みたいにスタートを遅らせるとか」
「ふふふ。そんなことはしませんが、お馬さんはみんな斤量というオモリを背負って走っているんです。そのオモリに差をつけているんです」
「そんなことをしたらオモリの重いお馬さんかわいそうじゃない」
「ええ。速い馬ほど斤量が重い」
「なるへそ。それで、どの馬が勝つかわからないってことね」
「はい。だから、荒れやすい傾向が強いと言えます」
「そうなんだー。じゃあ、全部買いってことで」
「ちょっと待って下さい。それでは、予想にも何もなっていない」
「そんなものですかー」
「そんなものです(笑)。とは言うものの、本当に強い馬は斤量を背負ってもやっぱり強い。1着になれる馬は、やはり限定されるものです」
「荒れるのにですか」
「そのとおり。今回は、荒れるのは3着と読んでいます」
「では、栄えある1着は」
「サンライズマックス、ベストメンバー、トップカミング、メイショウベルーガの4頭ぐらいのものです」
「すると、いつものようにフォーメーションで買うと、1着、2着にこの4頭を固定ってことですか」
「念のため、2着にはもう1頭加えます」
「どのお馬さんですか」
「レッドアゲートです」
「へー。じゃ、3着は」
「今回は、幅広く受けたいと思います」
「残り全部とか」
「惜しい。残りどころか、12頭全部です」
「すごーい。10万円ぐらいいっちゃいませんか」
「これで、何と16,000円!」
「ほんとですか」
「はい、本当です。さあ、買った買った」
「何だか信じられないけど、とりあえず結論だけ教えてください」
「わかりました。では、結論です。
日経新春杯3連単フォーメーション
1着④⑦⑧⑫
2着④⑦⑧⑨⑫
3着①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫
これで、16,000円。
どうだ。もってけ、ドロボー」
「先生、ヤケになってませんか」
「ああ、どうも失礼。これで、20~30万円弾を狙います」
「夢があるわー。先生、すてき」
「まあ、当たればこそですけどね。さてさて、ここで大勝負にでましたが、はたして結果やいかに」

「先生。京成杯もお願い致しますよ」
「何だ。いたんですか、番記者さん」
「何だはないでしょう、何だは」
「ははは、これは失礼」
「私も、今日はレギンスです。ほら」
「何ですかそれ。モモヒキですか」
「そをなことは、どうでもいいんです。この辺で連敗をストップしてくださいよ、先生」
「そうですね。3週連続外すわけにもいきませんからね。今日はおあつらえ向きに、堅いレースです」
「ほう。カッチンカッチンですか」
「ええ、とても堅い」
「先生。何だか、私の時はノリが悪くありませんか」
「そんなことはありませんよ。では、予想です」
「もうですか」
「ええ、もうです(笑)」
「冷たいなあ」
「そんなことはありませんってば」
「先生。せめて、軸になりそうな馬ぐらい教えてくださいよ」
「あはは、そうですね。堅い馬は3頭しかいません。レッドスパークル、アドマイヤテンクウ、それにエイシンフラッシュです」
「その3頭が1着、2着固定ですか」
「はい。そうです」
「あれれー。よこたんの時みたいに、もう1頭ぐらい加えてくださいよ」
「そんな必要はありません。今回は、少数精鋭です」
「なんか、手抜きの匂いを感じますが」
「とんでもありません。大丈夫ですよ。3着にはもう3頭加えますし、2着、3着の入れ替わりもありますから」
「本当でしょうね」
「はい。3着には、ログ、タイムチェイサー、フラガラッハを加えます」
「全部いかないんですか」
「ええ。いきません」
「なんか差別的なものを感じるのは、私だけでしょうか」
「ええ。あなただけです」
「まあ、当たればいいですけど。では、結論をお願い致します」
「はい。では、結論です。
京成杯3連単フォーメーション
1着①④⑬
2着①④⑬
3着①④⑤⑨⑪⑬
これが、2,400円。
2着3着入れ替わりで、
1着①④⑬
2着①④⑤⑨⑬
3着①④⑬
これで、2,400円。
合計4,800円で勝負です」
「ちょっと待って下さいよ、先生。日経新春杯は16,000円で、京成杯は4,800円なんて、やっぱりおかしいですよ」
「そうですか」
「せめて、1点300円で14,400円にしてくださいよ」
「はいはい、わかりました。今回は予想点数が少ないため、思い切って1点300円の14,400円で勝負しましょう」
「そうこなくっちゃ。いよー、せんせー。きよみずー」
「あなたはやらなくていいですよ。キショいですからね」
「まあ。先生ったら、照れちゃって。今週も、サービス、サービス」
「あれー。助けてー」

2010年1月12日火曜日

【フェアリーステークス】結果

「弱りましたね、先生。これで4連敗です」
「1着に11番人気のコスモネシンですか。読めませんでしたね。
2着3着は、アプリコットフィズにテイラーバートンと順当でしたが」
「どうも、あと1頭というところが、うまくいきませんね」「まあ、外れるときはそんなものです。そのうち当たりますから」
「そのうちじゃ困るんですけど」
外れるからと言って馬券の購入額を増やして取りかえそうと思わないでくださいね。墓穴を掘る場合が多いですからね。こんな時は、じっと我慢。粘り強く逆転のチャンスを伺います」
「その言葉を信じましょう。では、また来週」

2010年1月10日日曜日

【日刊シンザン記念】結果

先生、めちゃ荒れでしたねー」
「そうですね。4番人気、9番人気、10番人気ですか」
「やっぱ競馬ってむずかしいのね」
「ですね(笑)。次回に期待しましょう」

【フェアリーステークス】大予想

「さて、先生。今週はどう致しましょう」
「フェアリーステークスは、ちょい荒れ模様でしょうね。
とはいえ、1着になれる馬は3頭ぐらいです」
「ほほう、どの馬ですか」
「メジロオードリー、ロジフェローズ、アプリコットフィズです」
「3頭だけですか」
「ええ、いけませんか」
「パンツ見えちゃいますけど」
「何を言っているんですか(笑)。大丈夫ですよ。第2集団、第3集団がいますから」
「ああ、良かった」
「こちらのセリフです」
「では、第2集団をお伺い致しましょう」
「ナリタブルースターにテイラーバートンです」
「やっと、パンツ隠れました」
「あなたのパンツなど誰が見たいものですか」
「失礼致しました。で、第3集団はどうでしょう」
「ディアアトゥーサ、クラリン、ボンジュールメロンです」
「うーん。確かに大荒れという雰囲気ではありませんね」
「はい。こういうレースは、1万円以上つぎ込んではいけません」
「そんなものですか。では、まとめていただきましょう」
「はい。結論です。
3連単フォーメーション
1着②⑧⑬
2着②⑦⑧⑬⑯
3着①②⑤⑦⑧⑩⑬⑯
しめて、7200円なり」
「いつものように、2着3着の入れ替わりは買わなくてよろしいのですか」
「ええ、必要ないでしょう」
「なんと強気なご発言。レース後が楽しみです。当たったらサービスしちゃいますよ」
「それだけはご勘弁を」

2010年1月9日土曜日

【日刊シンザン記念】大予想

「はあい、先生。よこたんでーす」
「これはこれは、いつもながらに軽いご挨拶、身も心も軽くなりますね(笑)」
「フェアリーステークスはいつもの番記者さんですが、シンザン記念はよこたんが担当でーす」
「さて、新年の金杯は2レースとも惜しいところで外してしまいましたので、今週はガッチリいただきますよ」
「やっぱ、よこたんみたいに若い子がいないと予想にも身がはいんないんでしょ」
「どちらが気がちるかはさておいて、シンザン記念は堅いレースですよ」
「カッチンカッチンですか」
「そう、カッチンカッチンです(笑)」
「出走は16頭ですけど、何頭ぐらいまで絞れますか。よこたんのスカートの丈ぐらいギリギリまで絞ってください」
「それはすごい(笑)。では、いきますよ。まず外せないのがビサノユリシード、メイショウカンパク、キョウエイアシュラにエーシンホワイティです。キョウエイアシュラは去年からの狙いの馬でエーシンホワイティは調教タイムが抜群でした」
「4頭でいいのー。今回は簡単ですね」
「というのが第1集団」
「なんだ、まだあるのね。良かった。それだけじゃ、下着が見えちゃう(笑)」
「ふふふ。とは言っても、あとはクレバーサンデー、シャイン、マイネアロア、タガノパルムドールまででしょうね」
「それだけあれば、膝まで隠れそうだわ(笑)。では、結論をお願い致します」
「はい。最終結論です。
3連単フォーメーション
1着②⑥⑨⑮
2着②⑥⑨⑮
3着②③⑥⑦⑨⑫⑭⑮
今回は7200円で勝負です」
「じゃあ、私も勝負パンツはいて応援しまーす」
「あはは。よろしくお願い致します」

2010年1月5日火曜日

金杯で惨敗

予想①
中山11R日刊スポ賞中山金杯
3連単フォーメーション
1着④
2着⑤⑧⑫⑮
3着①②③⑩⑭

1着④
2着①②③⑩⑭
3着⑤⑧⑫⑮

結果
1着④アクシオン
2着⑫トウショウシロッコ
3着⑨トウショウウェイブ
4着⑭デルフォイ
5着⑩シェーンヴァルト

「先生。外れてしまいましたね」
「3着にトウショウウェイブとは参ったなあ(笑)」
「せっかく1着のアクシオンを1頭に絞り込み、見事的中。2着のトウショウシロッコも4頭に絞り込んだ中にある。ここまでは完璧な予想ですね」
「そして、3着のトウショウウェイブが想定外だった」
「4着のデルフォイも5着のシェーンヴァルトさえ予想に入れていたのに、3着の馬だけ抜けていた」
「まあ、競馬は結果がすべてです。素直に外れを認めましょう」

予想②
京都11Rスポ日賞京都金杯
1着⑤⑦⑭
2着⑤⑦⑭
3着③⑨⑩⑬⑯

1着⑤⑦⑭
2着③⑨⑩⑬⑯
3着⑤⑦⑭

「こちらも、おしい。1着にスマートギアを予想しながら、十中一二があるといけないので、ドラゴンファングとライブコンサートを追加した。結果は予想通り1着にライブコンサート、2着にスマートギアでした」
「こちらも3着のレインダンスが想定外」
「4着のグッドキララまで予想に入れていらっしゃったのに、返す返すも残念です」
「これも、外れは外れなんです。結果は受け止めなければなりません」
「外れたわりには元気ですね、先生」
「そうですね。2レースとも外してしまいましたが、予想の精度には満足しています。あと一歩のところで大魚を逃してしまいましたが、いい読みでした。次回は何だかいけそうな気がしますよ」
「負け惜しみじゃないことを祈りますよ、辰先生」
「次回こそ、お任せください」

次回予告:よこたんも登場よ。この次もよろしくね。

金杯で乾杯

「あけましておめでとうございます。今年こそ、月収100万円を目指し頑張りたいと思います」
「本当に大丈夫ですか、先生。今日は、中山競馬場と京都競馬場で金杯が2レース行われますが、新年そうそうダブル外しなんてことになりますと、この企画自体が危ぶまれますよ(笑)」
「いきなり縁起でもないことをおっしゃいますね。でも、大丈夫です。今年は頭が堅いんです」
「先生の頭ですか」
「何をバカなことを。1着になる馬のことですよ」
「ほほう。では、中山金杯はアクシオンで決まりってことですか」
「ええ、まず間違いない」
「京都金杯はスマートギアですか」
「十中八九決まりでしょう」
「それは面白くありませんね」
「そう、面白くない(笑)。しかし、十中一二が残っている」
「きたきた、きましたよ。そうでなくちゃ、必殺辰予想じゃありません。その残りの一二ってのはどの馬なんでしょう」
「はい。ズバリ、ドラゴンファングにライブコンサートです」
「根拠は良くわかりませんが、先生がおっしゃるならそういうことなんでしょう」
「ええ。そういうことなんです(笑)」
「それでは、まとめていただきましょう」
「はい。では、結論です。

中山11R日刊スポ賞中山金杯
3連単フォーメーション
1着④
2着⑤⑧⑫⑮
3着①②③⑩⑭
これで2000円。2着3着を入れ替えて、
1着④
2着①②③⑩⑭
3着⑤⑧⑫⑮
これも2000円。

京都11Rスポ日賞京都金杯
1着⑤⑦⑭
2着⑤⑦⑭
3着③⑨⑩⑬⑯
3000円。
1着⑤⑦⑭
2着③⑨⑩⑬⑯
3着⑤⑦⑭
3000円。
トータル1万円で、大魚を狙います」
「金魚にならないことを祈ります」
「また、そんなことを言う(笑)。まずは、私からの新年のお年玉と致しましょう」
「お願いしますよ、辰先生!」
「今年も、お任せください。では、また後ほど」