2010年2月20日土曜日

【フェブラリーS】予想

「先生。フェブラリーSは、どうなんでしょう」
「こちらは非常に堅い、いわゆる鉄板レースですね。
波乱の目の少ない、堅いレースに落ちつきそうです」
「つまらなそうですね」
「何故ですか」
「だって、堅いということは配当がつかないってことでしょう」
「その分、当たる確率も高いのです」
「先生。当たれば良いってもんじゃないでしょう。そんなガチガチのレースを当てて、それで満足ですか」
「ハズレるよりもずっと良いのでは」
「私は、先生の思い切りの良さに惚れたんです。堅いレースでも、荒れるとしたらという狙いをもって予想する。当たった時は、やんややんやの大喝采。ハズレた時でさえ、思い切った予想を肴に、アソコでこの馬がこう行けばなんて言いながら酒を飲む姿に惚れてたんです。人気通りの予想をする先生なんて、まるで病院食だ」
「なんですか、それ」
「味気ないってことですよ」
「ほほほ。それは面白い」
「私は、面白くありませんよ。せっかく、惚れていたのに」
「まあまあ、落ち着いて。惚れた晴れたは、そろそろ卒業なんですが、何はともあれ予想といきましょう。
フェブラリーS
3連単フォーメーション
1着④
2着⑥⑧⑭
3着⑥⑧⑩⑫⑬⑭
この15点を押さえておけば、よろしいのではないでしょうか」
「つまんなあい。エスポワールシチーを1着固定で、2着3着入れ替わりもなければ、もしもの時バージョンもない。先生、いったいどうしちゃったんですか。2週ハズレたぐらいでビビっちゃったんですか」
「ははは。番記者さんの妄想も、なかなか面白い。まあ、このレースは堅いので無茶はしません。1点1000円で15000円で勝負です」
「無っ茶ー。めっちゃ、無っ茶ー。1点1000円ですって。馬連や馬単でもないのに。それでいて、投資金は15000円ポッキリだ」
「それって、ポッキリって言うんですか」
「んなこたぁ、どうでもいいんです。先生はやっぱり先生だった。あっしの惚れた先生は、やっぱり思い切りの良い先生だったんだ。おーい、おいおい(泣)」
「無茶なだけかもしれませんよ(笑)」
「いいんです、いいんです。それでも、いいんでさぁ。当たるかどうかなんて問題じゃあございません。思い切りこそ、馬券購入のまっとうな生きる道」
「ダメですよ、当てなくちゃ。私はどうすれば当たるかを研究しているんですから(笑)」
「よござんす、よござんす。先生があんまりお偉いお方になっちまっては、一緒に酒を飲むこともできなくなっちまう。ここはひとつ、盛大に外していただくといたしやしょう」
「ふふふ。応援してもらってるのか、けなされているのやら。それにしても、番記者さん江戸っ子でしたっけ(笑)」

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